高市早苗新首相が「ワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言し、話題となりました。
この価値観の変化を裏付けるため、コーチング技術による副業・起業支援などを行うマーケティングフルサポートが、全国の社会人を対象に「ワークライフバランス」に関する意識調査を実施しました。
調査結果から、コーチング経験の有無により、この言葉の捉え方や理想の働き方が大きく異なることが明らかになりました!
マーケティングフルサポート「ワークライフバランス」に関する意識調査!
高市早苗新首相の発言は、一部で“働きすぎを助長する”と受け取られた一方、「理想の人生を送るために、ワークとライフを切り離さない新しい働き方」を示唆するものとも捉えられています。
今回の調査では、この価値観の変化について、コーチング経験の有無という視点で違いが浮き彫りになりました。
(1) 「ワークライフバランス」の意味の違い
「ワークライフバランス」という言葉から連想するものとして、コーチング未経験者の約半数が「仕事とプライベートの時間配分」と回答しました。
一方、コーチング経験者の約半数は、「自分の価値観に沿った生き方や働き方」と答え、言葉の意味の捉え方に大きな差が見られました。
(2) 理想の働き方の違い
「理想の働き方」について尋ねたところ、コーチング未経験者の6割が「仕事と生活を分けてメリハリを持ちたい」と回答しました。
これに対し、コーチング経験者は「状況に応じて柔軟に変えたい」(53.1%)、「仕事も生活も自然に混ざっているのがいい」(34%)と、“境界のない生き方”を選ぶ人が圧倒的多数となりました。
未経験者からは「残業時間が多く、ライフの方が少なくなってる」(40代女性・会社員)や「プライベートへかける時間がなかなか持てない」(40代男性・会社員)といった、時間配分に悩む声が寄せられています。
(3) 普段のワークライフバランスに対する意識の違い
「実際にワークライフバランスをどのくらい意識しているか?」という問いでは、コーチング未経験者の人たちは「時々意識する」という回答が最多でした。
一方でコーチング経験者は「あまり意識していない」と回答した人が36.1%で最多となりました☆
「あまり意識していない」と回答した経験者からは、「仕事が好きなのでプライベートの時間はないが特に困っていない」(40代女性・会社役員、経営者)や、「バランスではなく、仕事は人生の一部ワークインライフと認識したから」(40代男性・会社員)といったコメントがありました。
(4) コーチングによる「仕事」や「働く」ことへの考え方の変化
コーチング経験者のみを対象にした質問では、8割以上がコーチングにより「仕事」や「働く」ことに対しての考え方が変化したと回答しました。
「以前は『仕事は仕方なくやっていること』という考えだったが、やりたいことだからいくらでも働いていいという感覚になった」(30代男性・自営業、自由業)や、「仕事と生活は別ではなく、仕事は人生の一部であると認識した結果人生が豊かになった」(40代男性・会社員)など、仕事の意味が変化していることがうかがえます。
マーケティングフルサポート代表 仙道 達也氏による考察
マーケティングフルサポート代表の仙道 達也氏は、今回の調査結果について考察しています。
多くの未経験者が“時間をどう分けるか”に意識を置いているのは、仕事と生活を“対立概念”として見ているためと指摘。
一方でコーチング経験者は、“自分が何のために働くか”という軸を持つため時間配分よりも“生き方の質”を重視するようになり、コーチングによって“バランスを取る”から“統合する”という考え方へのシフトが起きていると分析しています。
また、コーチングを経験した人の多くは、“働く=貢献する”という意識に変わっており、夢や人生の目的が明確になると、“仕事は生活のため”から“自分を活かすため”へと意味が変わっていくことが、“満たされた働き方”につながっていると考えられるそうです。
高市氏の発言は、“生き方と仕事を統合していく”という時代の転換点を象徴しているのではないかと仙道氏は述べます。
自分の思い描く人生のために、ワークとライフの境界を曖昧にする方が自然で豊かな生き方になっていくのかもしれません。
コーチングはその生き方の統合を支える技術であり、『何をするか』よりも『どんな意識で生きか』が、キャリアと幸福を決める時代になりそうです!
マーケティングフルサポートによる「ワークライフバランス」に関する意識調査の紹介でした。
【調査実施概要】
調査時期: 2025年10月8日(水)~10月10日(金)
調査対象: 全国の社会人(コーチング未経験者/コーチング経験者)
調査方法: インターネット上のアンケート調査
有効回答数: 270人(未経験者 123人/経験者 147人)