Beyond 5G時代に向けた研究開発を加速!芝浦工業大学/ハイパーデジタルツイン NICT委託研究「多重自律マイクロモビリティのためのハイパーデジタルツイン基盤」

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芝浦工業大学 工学部の廣瀬敏也教授が分担者として参画し、同大学発の第1号ベンチャーであるハイパーデジタルツイン(同大学 新熊亮一教授が牽引)が代表機関として受託した研究開発プロジェクトが、プロジェクト終了後の評価において最高評価である「S評価」を獲得しました。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の「革新的情報通信技術研究開発委託研究」における研究開発課題「多重自律マイクロモビリティのためのハイパーデジタルツイン基盤」での成果です!

今後もこの研究成果を発展させBeyond 5G時代に向けた研究開発を加速します。

 

芝浦工業大学/ハイパーデジタルツイン NICT委託研究「多重自律マイクロモビリティのためのハイパーデジタルツイン基盤」

 

LiDARボックスの各所への常設

本研究開発は、ハイパーデジタルツインを代表に、芝浦工業大学が分担者として参画し、令和4年度から令和6年度の3年間で実施されました。

NICTの委託研究として、Beyond 5G(B5G)時代を見据え、多数の自律マイクロモビリティ(小型移動体)を安全に同時運用するためのデジタルツイン基盤の実用化を目指したものです。

プロジェクト全体として審査委員より「総合的に見て非常に優れた成果を挙げており」と評価され、すべての研究開発項目で目標を上回る成果を達成し、最高評価「S」を獲得しました☆

 

ポイント①:多数同時自律移動の実証成功

 

小型モビリティ車両

12m×12mのエリアで10台の車両が最高速度6km/hで5分間事故なく自律移動を継続する実証に成功!

 

事業化に向けた取り組みが「高く評価できる」との講評を得ました。

ポイント②:国際標準化への貢献と波及効果

 

3次元デジタルツインによる認識

ITU-T SG21やIETFへの寄書を通じて国際標準化にも貢献。

メディアでの紹介など「社会的認知や波及効果も大きく、他の研究開発の手本となるような成功例として位置づけられる」と高く評価されました。

 

主な技術成果

 

今回の研究では、目標を上回る以下の主な技術成果が実証されました。

多重自律移動の実現として、12m×12mのエリアにおいて、10台の自律マイクロモビリティが最高速度6km/hで5分間事故なく自律移動を継続。

また、高精度な位置制御により、自律移動モビリティ車両の経路追従制御において、直線・カーブのいずれの経路でも移動経路誤差が5cm以内であることを実証しました。

さらに、インフラ構築として5施設で合計20台のLiDARエッジボックスが常設されました。

今回のS評価獲得について、審査委員からは「総合的に見て非常に優れた成果を挙げており、特に事業化に向けた取り組みが着実に進められている」とコメントされています。

この成果を発展させ、今後もB5G時代に向けた研究開発が加速されます!

芝浦工業大学とハイパーデジタルツインが参画した、NICT委託研究「多重自律マイクロモビリティのためのハイパーデジタルツイン基盤」のS評価獲得の紹介でした。

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