ヴォーカリストとベーシスト、1日2回のステージ!TETSUYA BIRTHDAY CELEBRATION『TETSUYA&The Juicy-Bananas「LIVE 2025 “THANK YOU”」』『Like-an-Angel「LIVE 2025 “THANK YOU”」』

投稿日:

L'Arc-en-Cielのtetsuyaが、自身の誕生日である2025年10月3日(金)に『TETSUYA BIRTHDAY CELEBRATION』と銘打った2つのライヴを恵比寿The Garden Hallで開催しました。

第1部はバンド“The Juicy-Bananas”を従えたヴォーカリストTETSUYAとして、第2部はL'Arc-en-CielのトリビュートバンドLike-an-Angelのベーシストtetsuyaとしてステージに立ちました。

1日に2度、異なる立場で同じステージに立つという稀有な両公演のライヴレポートをお届けします!

 

TETSUYA BIRTHDAY CELEBRATION『TETSUYA&The Juicy-Bananas「LIVE 2025 “THANK YOU”」』『Like-an-Angel「LIVE 2025 “THANK YOU”」』

 

TETSUYA&The Juicy-Bananas「LIVE 2025 “THANK YOU”」

 

ソロヴォーカリストと、バンドのベーシスト。

この両方の姿で1日に2度同じステージに立つという、tetsuyaならではの特別なバースデーライブが開催されました。

 

『TETSUYA&The Juicy-Bananas「LIVE 2025 “THANK YOU”」』

 

ヴォーカリストTETSUYA

 

第1部はヴォーカリストTETSUYAとしてのステージ。「Eureka」からスタートしました。

「Make a Wish」ではスタンドマイクを使ったヴォーカリストらしいアクションも見せます。

MCでは「久しぶり~!」と客席に呼びかけ、「3年ぶりのこのメンバーに会って演奏して。全然止まってないな、さらに進化してるなと」とメンバーへの信頼を語ると、会場も拍手で応えました。

 

TETSUYA&The Juicy-Bananasのライブの様子

 

中盤は「TIGHTROPE」「愛されんだぁ I Surrender」とアップチューンを続け、TETSUYAが作る曲のポップネスが会場を幸福感で満たしていきます。

「Time goes on~泡のように~」では、高音域のクリアなトーンや澄んだファルセットで、安定したヴォーカリストとしてのスキルを披露しました。

MCでは「僕がこうやってステージに立てているのも、お父さま、お母さま、そして(ファンの)みんな、メンバー、スタッフのおかげ。感謝しています」と誕生日らしいエピソードと共に感謝を伝えました。

「lonely girl」「蜃気楼」「LOOKING FOR LIGHT」と続き、「READY FOR WARP」では観客も一体となってジャンプし、本編は終了しました。

 

ベースを弾き語るTETSUYA

 

アンコールでは、「誕生日に、この歌詞を歌いたいなって思った」と、ソロライヴでは初めて演奏するL'Arc-en-Cielの「未来世界」を披露。

1番はベルの単音とTETSUYAの声だけという、ほぼアカペラ状態で観客を魅了し、間奏ではベースソロも聴かせました☆

 

TETSUYA&The Juicy-Bananas ライブ終盤

 

最後は「白いチューリップ」「Roulette」「Are you ready to ride?」とソロライヴお馴染みの曲で、祝祭感あふれるハッピーなムードの中、第1部の幕が閉じられました。

 

『Like-an-Angel「LIVE 2025 “THANK YOU”」』

 

Like-an-Angel「LIVE 2025 “THANK YOU”」

 

第2部は、L'Arc-en-CielのトリビュートバンドLike-an-Angelのベーシストtetsuyaとしてのステージ。

ヴォーカルのjekyll、ギターのrenoとsaki、ドラムのhibiki、そして最後にtetsuyaが姿を現すと、ひときわ大きな歓声が上がります。

オープニングは「the Fourth Avenue Cafe」!

続けて「winter fall」「BLESS」と、ヴォーカルの繊細なニュアンスが要となる楽曲が続きます。

 

ベーシストtetsuyaとヴォーカルjekyll

 

jekyllの挨拶に続き、「flower」や、1998年に3タイトル同時リリースされた「HONEY」「花葬」「侵食 -lose control-」を立て続けに披露!

大胆なセットリストで、tetsuyaの真骨頂が発揮されます。

 

Like-an-Angelのライブの様子

 

ライヴ中盤では、2024年のtetsuyaの誕生日にメンバーからプレゼントされたというデビューシングル「Angel beside yoU」を演奏。

「YOU GOTTA RUN -English Version-」「GOOD LUCK MY WAY」では会場中がシンガロング!

さらに、TETSUYAのソロ曲「I WANNA BE WITH YOU」をLike-an-Angelで演奏するという、この日だけのサプライズも飛び出しました。

 

Like-an-Angel 新曲「Crash to Rise」世界最速披露

 

新曲「Crash to Rise」を披露するLike-an-Angel

 

この日最大のサプライズはアンコールで訪れました。

紗幕が下り、厳かなSEが流れる中、スマートフォンでの撮影OKが告げられると、新曲「Crash to Rise」の文字が映し出されます!

SEだと思われたコーラスがそのまま新曲のイントロへと繋がり、観客は最初から<Oh~ Oh~>と大合唱!

 

Like-an-Angelの新曲披露

 

作詞をjekyll、作曲をsakiとtetsuyaが担当したセカンドシングルは、勢いのあるビートで駆け抜けるアップチューン。

jekyllは英語と日本語をシームレスに聴かせる新たなヴォーカルスタイルを確立し、バンドの進化を感じさせました。

 

バースデーサプライズ&全国ツアー発表

 

バースデーサプライズの様子

 

tetsuyaはMCで「音を奏るって幸せだなって。そんな僕たち5人の未来を奏でようと思います」と語り、「ミライ」を演奏。

続く「READY STEADY GO」ではThe Juicy-Bananasのメンバーも参加!

TETSUYAが「Are you fu××ing ready~?!」とシャウトすると、バンドが奏でたのは「Happy Birthday to You」!

サプライズにtetsuyaは表情をほころばせ、ケーキとファンからの寄せ書きが贈られました。

tetsuyaは「ありがとう、みんな。1日でヴォーカリストTETSUYAとベーシストtetsuyaができた!」「音楽漬けの人生を送れているのがすごく幸せ。皆さんのおかげです」と、改めて感謝を伝えました。

仕切り直しとなった「READY STEADY GO」ではメタルテープが飛び、2人のヴォーカリストの共演で会場は祝祭のムードに包まれ、長い1日は幕を閉じました。

 

Like-an-Angel 「TOUR 2025-2026 “Crash to Rise”」

 

終演後には、セカンドシングル「Crash to Rise」が2025年12月17日(水)にリリースされることと、全国ツアーの開催が発表されました!

Like-an-Angel 「TOUR 2025-2026 “Crash to Rise”」

2025.12.21(sun) 神戸 Harbor Studio

2025.12.27(sat) 名古屋 The Bottom Line

2025.12.28(sun) 福岡 DRUM Be-1

2026.1.31(sat) 横浜 Bay Hall

 

ヴォーカリストTETSUYAのポップネスと、ベーシストtetsuyaのプロデュース能力が存分に発揮されたバースデーライブ。

L'Arc-en-Cielの楽曲やソロ曲、そしてLike-an-Angelの新曲まで、音楽への愛とファンへの感謝に満ちた特別な一夜となりました!

 

恵比寿The Garden Hallで開催された『TETSUYA BIRTHDAY CELEBRATION』2公演のライヴレポートでした。

 

(Text:Aki Ito/Live Photographer:Toshikazu Oguruma . Tetsuya Matsuda)

Copyright© Dtimes , 2025 All Rights Reserved.