サイバー脅威インテリジェンスを提供するKELA株式会社が、2025年10月10日付で、廣川 裕司氏が執行役員社長兼COOに就任したことを発表しました。
RedHat日本法人やセキュアワークスで社長職を歴任した廣川氏を迎え、KELAグループ全体の事業成長戦略の執行を担います。
KELA 執行役員社長兼COO 廣川 裕司氏 就任
KELAグループは、日本市場を極めて重要な市場と位置づけており、さらなるパートナーの拡充、ならびに、エンタープライズ市場・中小企業市場の開拓を加速するために、経験・実績ともに豊富な廣川氏を新社長に迎えました。
廣川新社長は、日本における法人を対象とするエンタープライズ事業全体を統括し、グループ会社であるULTRA RED社、SLING社を含めたKELAグループ全体の事業成長戦略の執行を担います!
廣川 裕司(ひろかわ ゆうじ)氏 略歴
廣川新社長は、1981年に株式会社日立製作所に入社後、サン・マイクロシステムズ株式会社や日本BEAシステムズ株式会社などを経て、2008年にオープンソースソフトウェア(OSS)分野でのトップベンダーである米国レッドハット社の本社副社長兼レッドハット株式会社の代表取締役社長に就任し、日本の事業を3倍以上に拡大させました。
その後も、ミドクラジャパン株式会社、ビッグデータのリーディングベンダーであるホートンワークスジャパン株式会社の社長職を歴任。
前職のセキュアワークス株式会社では、6年間にわたり代表取締役社長を務め、事業規模を急拡大させ主力サービスを日本シェアトップに導いた実績を持ちます☆
今後はその経験を活かし、パートナーとの連携強化、顧客への価値提供拡大やサービス拡充を推進していきます。
新体制について
KELAが日本法人を設立した2019年から代表取締役社長を務めてきたドロン・レヴィット氏は、代表取締役会長兼CEOに就任します。
今後はKELA本社と連携をとりながら、引き続き日本における経営統括を担い、また官公庁向け事業を執行するとのことです。
“能動的防御”を支える脅威インテリジェンス
近年のサイバー攻撃は、ランサムウェアの進化や標的型攻撃、サプライチェーン攻撃をはじめとする高度化・巧妙化・高速化が顕著です。
防御側が受け身の姿勢では経営や事業へのインパクトを回避したり最小化することは困難になっています。
こうした中、攻撃の兆候を事前に収集・分析し、先回りして対策を講じる“能動的防御”を駆使した「攻めの経営を支えるサイバーセキュリティ」の必要性が高まっています。
KELAは、AIを駆使した独自の自動化テクノロジーと高度な技術を持つアナリストやリサーチャーを擁し、ダークウェブやアンダーグラウンド領域を幅広く監視・追跡。
15年以上にわたり、高精度で信頼性の高い脅威インテリジェンスをベースとする各種サービスを提供してきました。
KELAは新体制のもと、能動的防御の重要性に関する啓発活動にも注力。
KELAグループの先進的なソリューションを、より効果的に導入・運用できるよう支援を強化し、日本の企業・組織・社会を、世界のサイバー犯罪から守ることに全力で取り組んでいきます!
KELA株式会社の新体制と、廣川 裕司 執行役員社長兼COO就任の紹介でした。