KLMオランダ航空は、創立106周年となる2025年10月7日(オランダ時間)に、「ミニチュア デルフトブルーハウス」の最新モデルを公開しました。
シリーズ106番目となるミニチュアは、ライデン旧市街に建つピータース教会の教区長住宅「ヴィラ・ラモー(Villa Rameau)」がモデルになっています。
KLMオランダ航空 創立106周年記念「ミニチュア デルフトブルーハウス」
1950年代以来、KLMオランダ航空の長距離国際線ワールドビジネスクラスで提供されている「ミニチュア デルフトブルーハウス」
オランダの伝統的な建物を模した陶器製のミニチュアハウスにはボルス・ダッチ・ジンが入っており、コレクターズアイテムとしても人気を博しています。
1994年からは、KLMの創業年数とコレクションの数を合わせ、毎年10月7日の創立記念日に新しいモデルが発表されています。
2025年で106番目となる最新作は、ライデンの旧市街に佇む「ヴィラ・ラモー」が選ばれました。
この建物は、17世紀にメイフラワー号でアメリカへ渡った『ピルグリム・ファーザーズ』ゆかりの地であり、KLMが106年にわたり受け継いできた大西洋横断航路との深い絆を象徴しています。
KLM社長兼CEOのマルヤン・リンテル氏は、「ヴィラ・ラモーにまつわる、つながりを大切にし、力をあわせて困難に立ち向かう人々の物語はKLMの企業精神に深く共鳴しています。この小さな家は、KLMがこれからも革新を続け、航空業界の未来を担っていくという、大きな志の象徴です」とコメントしています。
KLM ミニチュア デルフトブルーハウス No. 106 「ヴィラ・ラモー」
106番目のモデルとなった「ヴィラ・ラモー」は、豊かな歴史を持つ建物です。
17世紀にイギリスからライデンに移住した清教徒(ピルグリム)たちがこの周辺に居住しており、彼らがアメリカに伝えた収穫祭が「サンクスギビング(感謝祭)」の起源になったと言われています。
また、第二次世界大戦中には、住人となったラモー家による占領軍へのレジスタンス運動で重要な役割を果たしました。
現在は「ライデン・アメリカン・ピルグリム博物館」として公開されており、激動の時代における忍耐力や新たな絆の力を象徴する場所となっています。
ライデン市長のペーター・ハイクープ氏は、「ライデンの街とヴィラ・ラモーの歴史がKLMのミニチュアハウスコレクションの一部となることを光栄に思います」と述べています。
106年にわたるKLMオランダ航空の歴史と、大陸を越えた人々のつながりの物語が込められた特別なミニチュアハウス。
ワールドビジネスクラスでしか手に入らない、貴重なコレクターズアイテムです。
KLMオランダ航空の創立106周年記念「ミニチュア デルフトブルーハウス」の紹介でした。