「テクノロジーとアートの融合」を学生が体験!東京工芸大学 工学部×芸術学部 融合授業「工・芸制作演習」

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東京工芸大学にて、工学部と芸術学部の垣根を越えた授業「工・芸制作演習」が、2025年9月5日から9月11日にかけて実施されました。

「テクノロジーとアートの融合」をテーマに、両学部の学生が協力して作品制作に取り組む、同学ならではのユニークな体験型授業です。

 

東京工芸大学 工学部×芸術学部 融合授業「工・芸制作演習」

 

2025年度「工・芸制作演習」の授業風景

 

実施期間:2025年9月5日(金)~9月11日(木)の平日5日間

対象:東京工芸大学 工学部・芸術学部の2年次学生

目的:工学と芸術の知識・技術・表現を同時に学ぶ

 

「テクノロジーとアートの融合」を教育の柱の一つとする東京工芸大学が、工学部と芸術学部の学生が共に学ぶ体験型授業「工・芸制作演習」を集中講義形式で実施しました。

この授業では、工学部の学生はアート作品の創作プロセスを、芸術学部の学生はアイディアを形にするための工学的技術を学びます。

学部の枠を超えて互いに協力しながら一つの作品を制作する過程で、「テクノロジーとアートの融合」を実体験します。

 

2025年度の授業テーマ「驚き盤でアニメーションを体験しよう!」

 

ステッピングモータに「驚き盤」を乗せて、モータ制御のプログラミングを行う様子

 

2025年度は、工学部電気電子コースと芸術学部アニメーション学科の教員が担当。

学生たちは、アニメーションの歴史や作画表現を学んだ後、映像玩具「驚き盤」を制作。

さらに、それを自動で動かすための「ステッピングモータ」の制御回路のハンダ付けやプログラミングにも挑戦し、工学的な知識と技術も習得しました。

 

制御回路のハンダ付けも行われた

 

学科・コースを横断する多様なテーマ

 

過去の「工・芸制作演習」の様子 工学科 機械コース×インタラクティブメディア学科

 

この「工・芸制作演習」は、毎年異なる学科・コースの組み合わせとテーマで実施されています。

過去には、機械コース×インタラクティブメディア学科や、建築コース×デザイン学科などの組み合わせで授業が行われました。

いずれの授業も、現在のメディア芸術に繋がる技術と表現、工学と芸術の両方を同時に体験できる内容となっています。

 

過去の「工・芸制作演習」の様子 工学科 建築コース×デザイン学科

 

「テクノロジーとアートの融合」を目指して

 

東京工芸大学は、日本初の写真専門の高等教育機関を前身とし、創立当初からテクノロジー(工学)とアート(芸術)が融合した教育と研究を原点としています。

この「工・芸制作演習」は、同学の建学の精神を体現する重要な取り組みの一つです。

 

専門分野の異なる学生たちが、それぞれの知識やスキルを持ち寄って協力し、一つの作品を創り上げる「工・芸制作演習」

アートの学生がプログラミングに挑戦し、工学の学生が作画に取り組むなど、普段の学びでは得られない刺激的な体験を通じて、学生たちは新たな視点や発想を育んでいます。

 

東京工芸大学の融合授業「工・芸制作演習」の紹介でした。

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