株式会社優が運営する「粗大ゴミ回収サービス」が、18歳から50歳以上の3世代・合計450人を対象に、不用品の処分方法や意識の違いについてアンケート調査を実施しました。
調査の結果、若年層はフリマアプリ、シニア層は自治体や回収業者を主に利用するなど、世代によって不用品の処分行動に顕著な差があることが明らかになりました。
粗大ゴミ回収サービス「不用品処分に関する世代別意識調査」
不用品が出た際の処分方法として、18~34歳では「まずはフリマアプリで売る」(52%)が最多だったのに対し、50歳以上では「自治体回収に出す」(44%)が最多という結果に。
世代によって不用品の処分方法に対する考え方が大きく異なる「フリマ世代」と「業者世代」の二極化が見られました。
フリマアプリ利用の実態
フリマアプリの利用経験率は18~34歳で65%と最も高く、50歳以上は46%にとどまり、世代間で約20ポイントの差が確認されました。
実際にフリマアプリで処分されたものは、「本・雑誌・ゲームソフト」が最も多く、次いで「衣類・靴・バッグ」が続きました。
回収業者利用の実態
不用品回収業者に依頼した経験がある人は全体の約47%でした。
世代別では、50歳以上が54%と利用率が最も高く、シニア層ほど業者を活用する傾向が明らかになっています。
依頼理由としては「自力での運搬が大変だから」(34.3%)が最も多く、重い荷物を運ぶことの難しさや、迅速に片付けたいというニーズが背景にあると考えられます。
再利用か処分かの判断基準は「費用」と「手間」
「再利用するか処分するか迷ったときの決め手」を尋ねたところ、最も多かったのは「費用」(40%)、次に「発送や処分にかかる手間」(27.8%)でした。
「思い入れ」など感情的な要素は少数にとどまり、多くの人が金銭的・時間的コストを重視して合理的に判断していることが分かります。
調査まとめ
今回の調査から、不用品を「フリマアプリで売る」か「不用品回収業者に依頼する」かという選択肢が、世代を超えて一般的になりつつあることが分かりました。
従来主流だった「家庭ごみや粗大ごみに出す」だけでなく、目的や状況に応じて多様な処分手段を選ぶ時代へと移り変わっています。
自分の世代だけでなく、他の世代の不用品処分に対する考え方や行動を知ることで、自身の片付け方法を見直すきっかけにもなりそうな調査結果です。
「粗大ゴミ回収サービス」が実施した「不用品処分に関する世代別意識調査」の紹介でした。