デジタルソリューションは、広島大学とNTTデータグループが共同開発した最適化ツール「QUBO++」を用いた、自動車部品の熱処理工場向け工程スケジューリングサービスを開始しました。
このサービスは、複数の炉への割当てを自動で決定し、処理の休止時間を最小化することで工場の生産性向上に貢献します。
デジタルソリューション「熱処理工場向け工程スケジューリングサービス」
オペレーターが付与した注文の優先順位を反映しつつ、処理の休止(アイドル)時間を最小化するよう、複数の炉への割当てを自動で決定する新サービスが登場。
従来はオペレーターが手作業で時間をかけて作成していた作業計画を短時間で自動生成できるようになり、計画立案に要する人件費の削減、稼働効率の向上、納期遵守をサポートします。
サービスの特徴
「熱処理工場向け工程スケジューリングサービス」の3つの特徴を紹介します!
一般的なPC上で高速に計算できる
コアとなるアルゴリズムには、広島大学大学院先進理工系科学研究科の中野 浩嗣教授とNTTデータグループが共同で開発した「QUBO++」を用いています。
ハイスペックな計算環境やGPUを必要とせず、標準的なPCで実用的な処理速度が期待できます。
既存の人手による計画と同等以上の精度
精度に関しても、株式会社ナガトの月見工場の熱処理工程で検証を実施し、十分な精度が得られたことが報告されています。
人手による計画と同等以上の高精度なスケジューリングを実現します。
簡単にご活用いただけます
研究成果をベースにしたシステムをデジタル