ユリシーズは、2025年9月13日よりモーションギャラリーにて、東京を舞台とした舞踏映画『東京巡礼』のクラウドファンディングを開始しました。集まった資金は、映画の制作および国際映画祭への出品経費に充てられます。
ユリシーズ 舞踏映画『東京巡礼』
プラネタリウムに舞踏を投影した作品『HIRUKO』(2019年)で新たな身体世界の可能性を追求してきたユリシーズが、舞踏映画『東京巡礼』を制作し、国際映画祭への出品を目指すためのクラウドファンディングを開始しました。この映画では、豊かな自然の中ではなく、都市を舞台に身体の内側に大自然を求めていく、新たな身体の地平が描かれます。
クラウドファンディング概要
舞踏映画『東京巡礼』の制作および国際映画祭への出品費用を募るクラウドファンディングが、2025年9月13日よりモーションギャラリーで実施中です。目標金額は250万円で、期間は11月25日まで。開始後わずか3日で150万円に到達するなど、注目度の高さがうかがえます。クラウドファンディングのリターンには、制作中の作品を体験できるようなものが多く設定されています。
『東京巡礼』を支えるこれまでの活動
ユリシーズは、舞踏家・最上和子の「原初舞踏」と映像を組み合わせることで、内在世界の豊かさを表現してきました。2019年にはプラネタリウムに舞踏を投影した作品『HIRUKO』を制作。映画『攻殻機動隊』の押井守監督が『HIRUKO』に衝撃を受けたと語るなど、多くの人々の心を揺さぶりました。
ドーム映像作品『HIRUKO』(2019年)
映画『攻殻機動隊』の押井守監督が『HIRUKO』に衝撃を受けたと語る
体験型リターンも多数
今回のクラウドファンディングでは、映画の試写会参加権に加え、原初舞踏を実際に体験できるワークショップ参加権など、ユニークなリターンが用意されています。身体の内在世界を体験してほしいという思いから、多くの体験型リターンが設定されています。
主なリターン:
・映画『東京巡礼』試写会参加権 ¥4,000
・東京巡礼 体験ワークショップ 参加権 ¥15,000
・原初舞踏・稽古DVD Vol.1/Vol.2 1本¥8,000、2本¥15,000 ほか
今後のスケジュール
2026年4月から5月中には試写会が開催される予定です。その後、2026年秋頃には国際映画祭への出品が予定されています。
身体の内在世界を表現する舞踏と映像の融合は、新たな芸術の地平を切り開きます。この画期的なプロジェクトに参加することで、いまだかつてない映画の誕生と、原初舞踏が世界へと羽ばたく瞬間に立ち会うことができます。
ユリシーズの舞踏映画『東京巡礼』の紹介でした。