WebインターフェースでLinuxサーバの設定ファイルを管理!デージーネット『Cockpit-Config-Editor』

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デージーネットは、Linuxサーバを管理するためのOSSである『Cockpit(コックピット)』と組み合わせることで、設定ファイルの編集やバックアップ管理、復元操作をWebインターフェースから簡単に行うことができる『Cockpit-Config-Editor(コックピットコンフィグエディター)』を2025年8月27日より無償公開。

 

デージーネット『Cockpit-Config-Editor』

 

Cockpit-Config-Editor 利用イメージ

 

デージーネットは、Linuxサーバを管理するためのOSSである『Cockpit(コックピット)』と組み合わせることで、設定ファイルの編集やバックアップ管理、復元操作をWebインターフェースから簡単に行うことができる『Cockpit-Config-Editor(コックピットコンフィグエディター)』を2025年8月27日より無償公開しました。

『Cockpit-Config-Editor』は、『Cockpit』のプラグインとして動作する設定ファイル管理ツールです。

■『Cockpit』とは

『Cockpit』は、Linuxシステムのサーバを管理するためのOSSです。

『Cockpit』を利用することで、各システムの負荷やアクセス量のデータ監視など、サーバ管理に必要な作業をWebインタフェースから行うことができます。

そのため、Linuxシステムの管理・運用の負担を軽減することができます。

■『Cockpit』の課題

『Cockpit』は、アプリケーションと呼ばれるプラグイン/アドオンをインストールすることで、利用できる機能を追加することができます。

そのうち、Red Hat Enterprise Linux 9.5※2から新たに追加された『Cockpit Files(コックピットファイル)』というプラグインでは、サーバの設定ファイルの編集をWebインタフェースから行うことができます。

ただし、『Cockpit Files』は多くの機能が提供されている反面、ユーザに関係のない設定ファイルも表示されることがあり、また設定ファイルの内容も判別しにくいため、一部ユーザにとっては使いづらいという課題があります。

■『Cockpit-Config-Editor』の導入メリット

設定ファイル管理ができる『Cockpit』のプラグイン『Cockpit-Config-Editor』を導入することで、以下のメリットがあります。

1. サーバの設定ファイル管理を容易に行える

『Cockpit-Config-Editor』を利用することで、従来はコマンドラインでしか操作できなかった設定ファイルを、Webインタフェース上で操作することができます。

そのため、技術者でなくても簡単にLinuxサーバ管理を行うことができます。

2. 設定ファイルを操作できるユーザを制限

『Cockpit-Config-Editor』では、Linuxのアクセス制御によってユーザのファイル編集権限が決まります。

そのため、適切なアクセス権を持つユーザのみに必要なファイルを操作させることができ、安心してサーバ管理を行うことができます。

3. 必要なファイルだけを対象にできる

『Cockpit-Config-Editor』は、あらかじめ設定したファイルだけを編集することができます。

システムの運用に必要なファイルのみを登録しておくことで、ファイルを探す手間がなく、また他のファイルを誤って編集するリスクも減らすことができます。

■ デージーネットのサービス

『Cockpit』はOSSのため、無料で入手できます。

さらに、今回デージーネットが公開する『Cockpit-Config-Editor』も無料で公開されているため、完全に無料でLinuxサーバ管理ツールを利用することが可能です。

しかし、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安という企業も多いです。

デージーネットでは、そうした企業向けに様々な支援サービスを用意されています。

1. システムの構築

デージーネットでは、『Cockpit』や『Cockpit-Config-Editor』を使って管理しやすいシステムを構築するサービスを提供しています。

デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。

2. 導入後支援サービス

デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。

継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A

・セキュリティ情報提供

・点検とチューニング

・障害調査、障害回避

・障害時オンサイト対応

・障害時システム再構築

・運用サービス

・ソフトウェアのアップデート

■用語注釈

(※1) オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

(※2) Red Hat Enterprise Linux とは、Red Hat社によって開発、販売されているLinuxディストリビューションのことです。

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