ダントツの割合で「家族・友人・恋人・ペットと時間を過ごしているとき」!ファースト「しあわせなときに関する調査」

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ファーストは、“しあわせ”とは何に起因し、どういった状態のことをあらわしているのかをテーマに調査分析を行っています。

5回目となる今回の調査でみえてきた「しあわせキーワード」の中から「推し活」がもたらす持続的なしあわせについて紹介します。

 

ファースト「しあわせなときに関する調査」

 

目的  :生活者の“しあわせの気持ち”を見つけ出し、生活者の気持ちを動かすポイントや新たな価値を創り出す。

実施時期:2025年5月12日~5月30日

対象数 :20歳以上の男女265名(男性138名 女性127名)

調査手法:アンケート調査

 

ファーストは、“しあわせ”とは何に起因し、どういった状態のことをあらわしているのかをテーマに調査分析を行っています。

5回目となる今回の調査でみえてきた「しあわせキーワード」の中から「推し活」がもたらす持続的なしあわせについて紹介!

 

■アンケート調査・質問内容

●あなたが思うしあわせな状態とはどういった状態ですか?

選択項目の中から優先度が高い順に1位から3位まで順位をつけてください。

選択項目になければ「その他」にて、自由に記載してください。

●この1ヶ月間のしあわせ度はいくつですか?しあわせ度を5段階評価で選択してください。

●“もっともしあわせを感じたシーン”を簡潔に教えてください。

●しあわせを感じた理由を具体的に教えてください。

●そのときのしあわせ度を5段階評価で選択してください。

●買ったもの、受けたサービスでしあわせに感じたものを記入してください。

●しあわせを感じた理由を具体的に教えてください。

調査主体:株式会社ファースト

実施機関:株式会社クロス・マーケティング

アンケート調査結果

アンケート調査結果

今回のアンケート調査における、「あなたが思うしあわせな状態とはどういった状態ですか?」というアンケートの結果をランキング集計しました。

ダントツの割合を占めたのが「家族・友人・恋人・ペットと時間を過ごしているとき」で55.8%。

他者との繋がりがしあわせに大きな影響を与えることが示されています。

続いて「美味しいものを飲食しているとき」「趣味への没頭」が高い割合を占め、美味しい食事や趣味を楽しむことを意識することが人生を豊かにするヒントであると言えそうです。

ここでファーストが注目したのは7位にランク付けされた「推し活をしているとき」についてです。

一般的に「推し活」は若年層に関連しているイメージがありますが、実際に「推し活」を楽しむことでしあわせを感じている層も同様の傾向が見られるのか、さらなる実態を調査し、考察を広げてみました。

年齢分布

年齢分布

「推し活」の項目をしあわせな状態における1位~3位以内に選出した人は合計33名。

その属性をみると平均年齢はなんと40.4歳!詳細属性は女性(82%)・未婚(64%)・子なし(67%)と独身女性のしあわせ度に多大な影響力があると言えます。

推し活にしあわせを感じる人3位以内に選出のまとめ

推し活にしあわせを感じる人3位以内に選出のまとめ

また、「ここ1ヶ月のしあわせ度(=日常)」と「もっともしあわせなときのしあわせ度(=一時的)」のどちらも全体平均より高い数値を示しており、しあわせな状態に「推し活」を選択した方は、一時的なしあわせ度だけでなく、日常のしあわせ度も底上げされています。

属性から読み取ると、確かに未婚女性は自由な時間やお金があるのも事実ですが、40代以上で推し活を公言する芸能人の方々も増え、年齢に捉われず「推し活」を楽しみやすくなりました。

付随して推しネイルや推し活ハンドメイドでモノづくりに挑戦する人も多く、一時的なしあわせだけではなくWell-Being(続く)しあわせの要素にまで発展しています。

更に、最近ではアイドルがキャラ化されることでズバリのグッズではないため、自分と分かる人だけに伝わるサインとなり、さりげなく身に着けやすくなりました。

加えて手軽な流通経路(100均やコンビニ)、かつエンタメ性(ランダム・ガチャなど)の定着により、ファンだけでなく興味を持ち始めた人でもうまく巻き込み、ついつい買ってしまうことで日常が推しで満たされる感覚にもなります。

初対面の人同士で身に着けているもの「推し品」が会話のきっかけになることも。

つまり、推しがいること=アイデンティティ・自己紹介・自己表現といった見方にもつながっています。

取り入れやすくなった推し活グッズ

取り入れやすくなった推し活グッズ

40代以上でも推し活が当たり前になりつつある今、今後の「推し活」事情はどうなっていくのか。

長く「推し」を応援するには当然ながら体力やお金、時間が必要になります。

推し活による「こころのしあわせ」を持続させるために、健康促進や貯蓄といったカテゴリーの商品やサービスも巻き込み、「より人生をたのしくしあわせに過ごすための推し活」という捉え方が強まる可能性もあるのではないでしょうか。

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