コンテナ再活用により、CO2削減と持続可能な物流を推進!ストレージ王 袋井湊トランクルーム

投稿日:2025年8月1日 更新日:

ストレージ王が環境負荷の低減と資源循環の促進を目的に、東京都足立区の「谷在家トランクルーム」で使用していた20フィートコンテナ16本を塗装・整備し、静岡県袋井市の「袋井湊トランクルーム」にて再利用する取り組みを実施しました。

 

ストレージ王 袋井湊トランクルーム

 

ストレージ王CSR

 

所在地  : 静岡県袋井市湊字三升574-2

オープン日: 2025年6月24日

アクセス : JR御厨駅から車で約15分 国道150号線沿いの「湊東交差点」近く

・ストレージ王 袋井湊トランクルーム

 

袋井湊トランクルーム1

 

ストレージ王が環境負荷の低減と資源循環の促進を目的に、東京都足立区の「谷在家トランクルーム」で使用していた20フィートコンテナ16本を塗装・整備し、静岡県袋井市の「袋井湊トランクルーム」にて再利用する取り組みを実施。

 

袋井湊トランクルーム3

 

通常は海外で新造されたコンテナを輸入し、トランクルームとして設置していますが、今回は国内で使用していたコンテナを再利用することで、製造・輸送に伴うCO2排出を大幅に削減し、サステナブルな資源活用のモデル構築を目指しました。

■CO2排出量評価(Scope1~4)

 

袋井湊トランクルーム2

 

この取り組みは、国土交通省の「陸上交通評価値算定調査」および経済産業省の「サプライチェーン排出量算定ガイドライン」に基づき、以下のように評価されます。

スコープ   :Scope1

内容     :国内トラック輸送(東京→袋井 約197km)

排出量(kg CO2):49.3

スコープ   :Scope2

内容     :塗装作業に伴う電力使用(5kWh/本×0.4kg/kWh)

排出量(kg CO2):32.00

スコープ   :Scope3

内容     :新品コンテナ製造を回避(2,200kg/本×1.8kg CO2/kg)

排出量(kg CO2):63,360.00(削減)

スコープ   :Scope4

内容     :※海上輸送(中国→日本 約1,800km)を回避

排出量(kg CO2):1,056.00(削減)

※Scope4における海上輸送回避によるCO2排出量(66kg/本)は、中国(上海港)から東京港までの約1,800kmの航路距離を想定し、Clean Cargo Working Group等のガイドラインに基づき、平均的なコンテナ船の排出係数 15g CO2/TEU・km を採用した試算結果です。

1TEUあたりの平均積載効率を100%と仮定しています。

■総合評価と環境効果

・再利用による排出量(Scope1+2):81.30kg

・新品製造、輸送を回避したCO2排出量(Scope3+4):64,416.00kg

・CO2純削減量(Net Savings):64,334.70kg CO2

この削減量は、乗用車約17台が1年間に排出するCO2量※に相当します。

※一般的に乗用車1台あたり年間約3.8トンのCO2排出とされるため、64.3トン÷3.8トン=17台

■社会的・環境的意義

・資源循環の促進:鉄鋼廃棄物の削減と再資源化

・サプライチェーンの最適化:Scope3の排出削減により、ESG評価の向上

・地域貢献:地元塗装業者との連携による地域経済活性化

・持続可能な物流モデルの構築:再利用による輸送効率の改善と環境負荷の低減

・ストレージ王 谷在家トランクルーム 移設前

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