ストレージ王が環境負荷の低減と資源循環の促進を目的に、東京都足立区の「谷在家トランクルーム」で使用していた20フィートコンテナ16本を塗装・整備し、静岡県袋井市の「袋井湊トランクルーム」にて再利用する取り組みを実施しました。
ストレージ王 袋井湊トランクルーム
所在地 : 静岡県袋井市湊字三升574-2
オープン日: 2025年6月24日
アクセス : JR御厨駅から車で約15分 国道150号線沿いの「湊東交差点」近く
・ストレージ王 袋井湊トランクルーム
ストレージ王が環境負荷の低減と資源循環の促進を目的に、東京都足立区の「谷在家トランクルーム」で使用していた20フィートコンテナ16本を塗装・整備し、静岡県袋井市の「袋井湊トランクルーム」にて再利用する取り組みを実施。
通常は海外で新造されたコンテナを輸入し、トランクルームとして設置していますが、今回は国内で使用していたコンテナを再利用することで、製造・輸送に伴うCO2排出を大幅に削減し、サステナブルな資源活用のモデル構築を目指しました。
■CO2排出量評価(Scope1~4)
この取り組みは、国土交通省の「陸上交通評価値算定調査」および経済産業省の「サプライチェーン排出量算定ガイドライン」に基づき、以下のように評価されます。
スコープ :Scope1
内容 :国内トラック輸送(東京→袋井 約197km)
排出量(kg CO2):49.3
スコープ :Scope2
内容 :塗装作業に伴う電力使用(5kWh/本×0.4kg/kWh)
排出量(kg CO2):32.00
スコープ :Scope3
内容 :新品コンテナ製造を回避(2,200kg/本×1.8kg CO2/kg)
排出量(kg CO2):63,360.00(削減)
スコープ :Scope4
内容 :※海上輸送(中国→日本 約1,800km)を回避
排出量(kg CO2):1,056.00(削減)
※Scope4における海上輸送回避によるCO2排出量(66kg/本)は、中国(上海港)から東京港までの約1,800kmの航路距離を想定し、Clean Cargo Working Group等のガイドラインに基づき、平均的なコンテナ船の排出係数 15g CO2/TEU・km を採用した試算結果です。
1TEUあたりの平均積載効率を100%と仮定しています。
■総合評価と環境効果
・再利用による排出量(Scope1+2):81.30kg
・新品製造、輸送を回避したCO2排出量(Scope3+4):64,416.00kg
・CO2純削減量(Net Savings):64,334.70kg CO2
この削減量は、乗用車約17台が1年間に排出するCO2量※に相当します。
※一般的に乗用車1台あたり年間約3.8トンのCO2排出とされるため、64.3トン÷3.8トン=17台
■社会的・環境的意義
・資源循環の促進:鉄鋼廃棄物の削減と再資源化
・サプライチェーンの最適化:Scope3の排出削減により、ESG評価の向上
・地域貢献:地元塗装業者との連携による地域経済活性化
・持続可能な物流モデルの構築:再利用による輸送効率の改善と環境負荷の低減
・ストレージ王 谷在家トランクルーム 移設前