稲盛財団は、2025年8月から11月にかけて、京都府内各所にて「INAMORI ミュージック・デイ 2025」を開催します。
INAMORI ミュージック・デイ 2025
稲盛財団は、2025年8月から11月にかけて、京都府内各所にて「INAMORI ミュージック・デイ 2025」を開催。
指揮者・出口大地氏、ピアニスト・牛田智大氏を迎え、京都市交響楽団とのシンフォニックコンサートを京都コンサートホールにて開催するほか、京都府立南陽高等学校ではコンサートおよびレッスンを行います。
また、京都市京セラ美術館では、京都市交響楽団のメンバーによるミニコンサートも予定しています。
◆「INAMORI ミュージック・デイ 2025」詳細
1. シンフォニックコンサート
世界で活躍する音楽家を招聘し、京都市交響楽団との共演によるコンサートを開催。
出演者と聴衆の間で音楽を通じてそれぞれの思いやストーリー、感情が響き合う場を創ります。
日時 : 2025年11月3日(月・祝)14:00開演
※13:30頃から指揮者による「プレトーク」
会場 : 京都コンサートホール 大ホール
料金 : 2,000円(税込)
出演 : 出口大地(指揮)、牛田智大(ピアノ)、京都市交響楽団(管弦楽)
曲目 : ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op.64
チケット発売日: 8月27日(水)
2. ミニコンサート
文化芸術の発信拠点である美術館にて、京都市交響楽団のメンバーがアンサンブルを奏でます。
音楽と美術、ふたつの芸術との出会いを楽しめる場を創出します。
日時 : 2025年8月24日(日)、9月4日(木)、10月12日(日)
13:00、15:00開演(各日・各回30分公演)
会場 : 京都市京セラ美術館 中央ホール
料金 : 無料・申込不要
出演 : 京都市交響楽団
協力 : 京都市京セラ美術館
3. スクールコンサート&レッスン
音楽家との直接の交流を通じて、生徒たちが音楽の魅力を体感し、未来への展望を広げる機会を提供します。
日時 :2025年10月30日(木)13:05開始
会場 :京都府立南陽高等学校(木津川市)
参加者:高等学校・附属中学校の全校生徒
出演 :出口大地、牛田智大
内容 :(1)ピアノコンサート (2)吹奏楽部レッスン (3)質問コーナー
合計60分×2回
◆出演者紹介
指揮:出口大地 Daichi Deguchi
出口大地 (C)hiro.pberg_berlin
第17回ハチャトゥリアン国際コンクール指揮部門にて日本人初の優勝。
クーセヴィツキー国際指揮者コンクール最高位及びオーケストラ特別賞。
2021年にはベルリン放送交響楽団の公演にてヴラディーミル・ユロフスキ氏のアシスタントを務める。
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、アルメニア国立交響楽団等の指揮を経て、2022年7月、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にて日本デビューを飾る。
その後京都市響、読売日本響、仙台フィル、日本センチュリー響、群馬響、神戸室内管、新日本フィル、東京都響、兵庫芸術文化センター管、大阪フィル、東京響、神奈川フィル、大阪響と立て続けに共演し、今後も日本各地のオーケストラへのデビューが決定している。
2024年9月からの1年間、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団のアシスタントコンダクターに選任。
大阪府豊中市生まれ。
関西学院大学法学部卒業後、東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)卒業。
2023年3月ハンスアイスラー音楽大学ベルリンオーケストラ指揮科修士課程修了。
指揮を広上淳一、田代俊文、三河正典、下野竜也、クリスティアン・エーヴァルト、オペラ指揮をハンス・ディーター・バウムの各氏に師事。
またネーメ、パーヴォ、クリスティアン・ヤルヴィ、ドナルド・ラニクルズ、ヨハネス・シュレーフリ、井上道義、沼尻竜典各氏らのマスタークラスにオーディションを経て招待され、薫陶を受ける。
ピアノ:牛田智大(うしだ ともはる) Tomoharu Ushida
牛田 智大 (C)Ariga Terasawa
2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第2位、ワルシャワ市長賞、聴衆賞。
2019年第29回出光音楽賞。
2024年リーズ国際ピアノ・コンクール聴衆賞。
2025年第51回日本ショパン協会賞。
2012年、クラシックの日本人ピアニストとして最年少12歳でユニバーサルミュージックよりCDデビュー。
2015年「愛の喜び」、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」はレコード芸術特選盤に選ばれている。
シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ国立フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団(2024年)各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地の演奏会で活躍。
2025年9月には、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演のソリストとして6公演に出演。
このほか、その音楽性を高く評価され、これまでにプレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管モスクワ公演や、ワルシャワ、ブリュッセルでのリサイタルに招かれるなど活動の幅を広げている。
ローム ミュージック ファンデーション 2023・24年度奨学生。
江副記念リクルート財団第53回奨学生。
管弦楽:京都市交響楽団 City of Kyoto Symphony Orchestra
京都市交響楽団 (C)井上写真事務所 井上嘉和
1956年、京都市が「京都の新たな文化財」として構想し、創立。
日本で唯一、自治体が設置し、運営に責任を持つ。
<身近な存在として、市民に愛され誇りとされる><文化芸術都市・京都の象徴となる>オーケストラを目指し、京都コンサートホールでの定期演奏会をはじめ、小中学生対象の音楽鑑賞公演、0歳から楽しめる演奏会、アウトリーチ活動、若い人達への楽器講習会等、多彩な活動を行っている。
近年は小林研一郎、井上道義、大友直人、広上淳一らが常任指揮者を務め、2023年沖澤のどかが第14代常任指揮者に就任。
2024年ヤン・ヴィレム・デ・フリーントを首席客演指揮者に迎え、演奏の一層の充実を図っている。
2025年度は、「王道!斬新!」を主催公演のテーマとし、京響ならではの独自性と魅力ある公演を展開する。
2026年には創立70周年を迎え、<世界に向けて最高の音楽を発信し続ける>オーケストラとしてさらなる発展を目指す。