デージーネットは、2025年5月28日~2025年5月30日のJapan IT Week【名古屋】にて実施した『ペーパーレス化の取り組み』に関するアンケートの統計結果を公表します。
デージーネット『ペーパーレス化調査』
調査期間 :2025年5月28日(水)~2025年5月30日(金)
調査方法 :Japan IT Week【名古屋】での会場調査
調査対象 :同社ブースへ来ていただいた企業担当者
実施数 :200名
有効回答率:97.0%
有効回答数:194名
デージーネットは、2025年5月28日~2025年5月30日のJapan IT Week【名古屋】にて実施した『ペーパーレス化の取り組み』に関するアンケートの統計結果を公表。
近年、リモートワークの増加やSDGsなど環境保全の取り組みの一環として、企業でのペーパーレス化の取り組みが注目されています。
2023年7月にデージーネットで実施した『ペーパーレス化の取り組み』に関するアンケートの統計結果では、現在実施している取り組み/今後実施したい取り組みとして、いずれも『紙データの電子化』が最も多く、すでに取り組んでいる企業が54.2%、今後取り組みを検討している企業が19.5%という結果がわかりました。
そこで、2023年に引き続き『ペーパーレス化の取り組み』の状況に変化があったのかを調査すべく、現在実施している取り組みと、今後実施したい取り組みについてアンケートを実施しました。
■ペーパーレス化の取り組みに関する結果サマリー
<現在実施しているペーパーレス化の取り組み内容>
2023年同様、現在実施している取り組み内容として最も多かったのは『紙データの電子化』でした。
また、『オンライン研修の導入』を実施している企業は、2023年と比較して21.4%増加していることがわかりました。
<今後実施したいペーパーレス化の取り組み内容>
こちらも2023年同様、今後実施したい取り組み内容として最も多かったのは『紙データの電子化』でした。
また、『見積書の電子化』、『ワークフローシステムの導入』、『請求書の電子化』、『経費精算のシステム化』、『オンラインストレージの導入』を今後実施したいと回答した企業は減少していました。
さらに、『動画配信システムの導入』を今後実施したいと回答した企業は、2023年と比較して7.1%増加していることがわかりました。
■アンケート調査結果詳細
1. 現在、ペーパーレス化のために実施しているものはありますか?
【2025年】
・75.6%の企業が『紙データの電子化』と回答
・次いで60.2%の企業が『WEB会議システムの導入』と回答
・次いで43.2%の企業が『ワークフローシステムの導入』と回答
【2023年との比較】
・『オンライン研修の導入』と回答した割合は21.4%増加
現在実施している取り組み
2. 今後、ペーパーレス化に向けて、実施したいものはありますか?
【2025年】
・28.7%の企業が『紙データの電子化』と回答
・次いで18.9%の企業が『文書管理システムの導入』と回答
・次いで17.2%の企業が『バックオフィス業務のシステム化』と回答
【2023年との比較】
・『見積書の電子化』、『ワークフローシステムの導入』、『請求書の電子化』、『経費精算のシステム化』、『オンラインストレージの導入』と回答した割合は減少
・『動画配信システムの導入』と回答した割合は7.1%増加
今後実施したい取り組み
■考察
本調査の結果から、ペーパーレス化のための取り組みとして、既に紙データの電子化に取り組んでいる企業が最も多いものの、未だ取り組みを実施しておらず、紙データの電子化を課題と捉えている企業も依然として多いことが分かりました。
また、2023年と比較して、オンライン研修の導入を実施した企業が増加したことも分かりました。
一方で、2023年は課題として挙げていた企業が多かった、見積書や請求書の電子化、経費精算のシステム化、ワークフローシステムやオンラインストレージの導入は、この2年間で導入が進んだことがわかりました。
これは、コロナ禍を契機としたテレワークの普及、インボイス制度の導入や電子帳簿保存法の改正、顧客や取引先のシステム化に対応するためなど、様々な要因や背景が考えられます。
なお2025年の調査結果では、ペーパーレス化のための取り組みとして動画配信システムを導入したいと考えている企業が多いことがわかりました。
近年、スマートフォンやPCの性能向上、無料/低価格の動画編集ソフトの普及により、専門的なスキルがなくても社内で手軽に動画を制作・編集できるようになったことで、研修やマニュアルなどで利用する紙の資料を動画に移行し、システムで管理したいというニーズがあると考えられます。