練馬文化センターにて2025年10月5日(日)開催!フレッシュ名曲コンサート 大井 駿×山下愛陽×日本フィル

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練馬文化センターは、2025年10月5日(日)に「フレッシュ名曲コンサート 大井 駿×山下愛陽×日本フィル」を開催します。

 

フレッシュ名曲コンサート 大井 駿×山下愛陽×日本フィル

 

チラシ(オモテ)

 

■日時

2025(令和7)年10月5日(日)15:00開演(14:15開場)

■場所

練馬文化センター 大ホール(こぶしホール)

■出演

大井 駿(指揮)、山下愛陽(ギター)、日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

■曲目

ロッシーニ/歌劇『セヴィリアの理髪師』序曲

ロドリーゴ/アランフェス協奏曲(ギター独奏:山下愛陽)

シベリウス/交響曲第2番 ニ長調 Op.43

■チケット料金(全席指定)

S席    3,800円(フレンズ会員 3,420円)

A席    3,000円(フレンズ会員 2,700円)

B席    2,500円(フレンズ会員 2,250円)

車いす席 1,900円(フレンズ会員 1,710円)

※練馬文化センター友の会 ねりぶんフレンズ割引は2枚まで

※学生券:各席半額(先着順、枚数限定)

■主催:練馬文化センター(公益財団法人練馬区文化振興協会)

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館

 

日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

 

練馬文化センターは、2025年10月5日(日)に「フレッシュ名曲コンサート 大井 駿×山下愛陽×日本フィル」を開催。

都民が身近な地域でクラシックコンサートに接する機会を提供するとともに、新進音楽家の育成を目的として、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館と共同で開催する「フレッシュ名曲コンサート」。

今回の指揮者には、6月に開催された第21回ハチャトゥリアン国際コンクール指揮部門で第2位に輝き注目を集める、大井 駿(おおい・しゅん)を迎えます。

ギター独奏には、第66回ARDミュンヘン国際音楽コンクール、セミ・ファイナリストの山下愛陽(やました・かなひ)が登場し、ロドリーゴが作曲した《アランフェス協奏曲》に挑みます。

さらに、2025年生誕160年を迎えるシベリウスの名曲《交響曲第2番》を、創立指揮者・渡邉曉雄と共に世界初のシベリウスの交響曲全曲録音を行った日本フィルハーモニー交響楽団による演奏でお届けします。

 

■企画協力:東京オーケストラ事業協同組合

【大井 駿×山下愛陽 スペシャルインタビュー】

<指揮・大井 駿さん>

Q・今回のプログラム、選曲のポイントを教えてください。

今回の演奏会に横たわるテーマは「スペイン」です。

特に前半の2曲は、スペインらしさが色濃く出ています。

ロッシーニが書いた恋愛ドタバタ物語、歌劇『セヴィリアの理髪師』の舞台となっているのは、スペイン南部にあるセヴィリアで、演奏会の一番初めに、この歌劇の序曲を演奏します。

そしてロドリーゴのアランフェス協奏曲は、いうまでもなくスペインそのものの空気をまとったような作品です。

そして後半に演奏するシベリウスの交響曲第2番も、スペインとの意外な繋がりがあります。

第2楽章はドン・ファン(ドン・ジョヴァンニ)の伝説に感化されて書いた音楽なのですが、このドン・ファン伝説はセヴィリアでの話です。

そして、シベリウスの交響曲第2番は日本フィルハーモニー交響楽団が第1回定期演奏会にて演奏した大切な作品でもあるのです。

Q・演奏曲それぞれの特徴や、魅力はどこですか。

ロッシーニの歌劇『セヴィリアの理髪師』の序曲は、これから始まる物語を想起させるワクワク感が魅力的です。

元々、この序曲は他の歌劇からの転用なのですが、それでも演奏会の幕開けには持ってこいの作品です。

そしてアランフェス協奏曲は、フラメンコやカンテホンド(ギターと歌い手の2人で演奏される哀愁を帯びた音楽)を元に作曲されている通り、スペイン情緒が曲全体に散りばめられています。

スペイン内戦に心を痛めたロドリーゴが作曲したという経緯もあり、スペインの持つ明るさだけでなくメランコリーも色濃く投影されているのは、この曲の大きな魅力でしょう。

シベリウスというとフィンランドのイメージが強いかと思いますが、この作品のほとんどはフィンランドとは正反対の気候を持つイタリアで作曲されました。

まだ30代のシベリウスが書いた、若いエネルギーと鮮やかな色彩感に溢れる交響曲を、ぜひ堪能いただきたいと思います!

大井 駿(指揮)

大井 駿(指揮)

<ギター・山下愛陽さん>

Q・ギターを始めたきっかけ、ギタリストを目指した理由を教えてください。

幼い頃から、父が奏でるギターの音色が日常にあり、その響きに魅了されたことが、ギターとの出会いでした。

やがて姉や兄もギターを手にするようになり、その姿を傍で見ながら、私もすぐに弾きはじめ、気づけばすっかり夢中になっていました。

実家にはヴァイオリンやピアノ、琴や琵琶といった和楽器、両親が音楽研究に使っていた東洋の伝統楽器など、様々な楽器が置かれており、そうした環境の中で多様な「音」に触れる機会を得ましたが、その中でも、やはりギターの音色の豊かさに最も惹かれ、今でもそれは変わりません。

1本の楽器で自身の表現を自由に追求し、奏でる音楽が人々の心に届くと同時に自分の世界が広がっていくーそんな演奏家としての道を両親が支えてくれ、留学以降はドイツ、そしてヨーロッパ各地、最近では世界各地での演奏旅行を通じて、多くの刺激を受けながら、自身の演奏を探求し続けています。

Q・今回の演奏される「アランフェス協奏曲」は山下さんにとってどんな曲ですか。

聴いてほしいポイントはありますか。

ギター協奏曲と言えば「アランフェス」、ギタリストなら誰もが一度は演奏するほどの、まさに代表的な作品であり、私自身も 10 代の頃から演奏してきた、思い入れの深い曲です。

特に第2楽章のメロディーは、一度聴いたら忘れられない情緒豊かで美しい旋律として知られています。

各楽章を通じて、ギターの全音域をアクロバティックに駆け巡り、存在する限りの多彩なギター奏法がふんだんに盛り込まれた、その豪華でダイナミックな曲調を持つアランフェス協奏曲は、クラシックギターを初めて聞く方にも楽しめると思います。

また、曲中の各所で登場する管楽器とギターの掛け合い・対話にもぜひご注目ください。

山下愛陽(ギター)

山下愛陽(ギター)

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