たばこと塩の博物館では、2025年7月19日(土)から8月24日(日)まで、知っているようで意外と知らない「塩」について学べる企画・第46回夏休み塩の学習室「海と塩のハテナ2025 ~いろんな見かたで考えよう!~」を開催します。
海と塩のハテナ2025 ~いろんな見かたで考えよう!~
会期 : 2025年7月19日(土)~8月24日(日)
主催 : たばこと塩の博物館
会場 : たばこと塩の博物館 2階特別展示室
所在地 : 東京都墨田区横川1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分)
電話 : 03-3622-8801/FAX:03-3622-8807
入館料 : 大人・大学生:300円/満65歳以上の方:100円/
小・中・高校生:100円
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 : 月曜日(ただし7月21日、8月11日は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)
たばこと塩の博物館では、2025年7月19日(土)から8月24日(日)まで、知っているようで意外と知らない「塩」について学べる企画・第46回夏休み塩の学習室「海と塩のハテナ2025 ~いろんな見かたで考えよう!~」を開催。
開館以来、小・中学生を主対象に開催してきた「夏休み塩の学習室」は、この館のシリーズ企画として定着しています。
46回目を迎える2025年の学習室は、海と塩についての“いろんな答え探し”がテーマです。
たとえば、「海はなに色?」という質問には、「青」と答える人が多いかもしれませんが、人によっては「無色透明」、「黒」や「紅」と答える人もいるかもしれません。
質問は1つでも、答える人の「見かた」によっていくつもの答えが出てきます。
会場には、「海はなに色?」「海はどこまで?」「塩はなに色?」「塩はどこから?」をはじめ、海と塩についての8つの質問と、それぞれの「見かた」で答える人物や動物が並んでいます。
それぞれの答えを聞いて回って、自分ならどう答えるか考えてみましょう。
また、8月1日(金)から24日(日)の期間で、塩の実験イベント「塩の実験室」と「体験コーナー(2種類の実験メニューを実施)」を開催します。
いずれも事前WEB予約制です。
●「海と塩のハテナ2025 ~いろんな見かたで考えよう!~」について
【「海と塩」についてのいろんな答え探しにチャレンジ!楽しみながら学べる、参加型の展示】
会場には、「海はなに色?」「海はどこまで?」「海のわけ方は?」「海はなぜしょっぱい?」「塩はなに色?」「塩はどこから?」「塩ってどんなもの?」「塩のわけ方は?」という、海と塩についての8つの質問と、それぞれの「見かた」で答える人物や動物が並んでいます。
「見かた」が変われば答えも変わります。
それぞれの答えを聞いて回って、自分ならどう答えるか考えてみましょう!
※理科に限らず様々な分野の話題を提供することで、「ものの見かたは1つではないこと」に気づいてもらえるように構成しています。
▼ここでは、例として「海はなに色?」と「塩はなに色?」の2つの質問を取りあげますが、展示会場では8つの質問とそれぞれの「見かた」で答える人物や動物が登場します。
質問:海はなに色?
「見かた」がかわれば答えもかわります。
「海はなに色」か、ここでは理科の先生、社会の先生、クジラ、漁師さんの答えを聞いてみましょう。
【理科の先生のお話】
太陽の光は、虹と同じ7色でできていて、全部が合わさって白い光になっています。
太陽の光は、海に差しこむと吸収されて消えていきますが、吸収されにくい青い光はいちばん深くまでとどき、海底や海の中で反射して海面まで戻ってくるので、海は青く見えるのです。
【解説】
赤い光はすぐに海水に吸収されて見えなくなりますが、青い光は深くまでとどきます。
【社会の先生のお話】
世界の海を地図で見ると、有名なものだけでも、「紅海」「黄海」「黒海」など色の名前がついた海があります。
【解説】
名前の理由にはいろんな説がありますが、「紅海」はまわりの砂漠が赤いから、「黄海」は黄河が運ぶ土で黄色く濁るから、「黒海」は古代ペルシャ人が「暗い海」とよんだからのようです。
【クジラのお話】
ボクは広い海を泳ぎ回る。
青く見えるところが多いけど、白や黒のところもあったよ。
【解説】
【漁師さんのお話】
魚をとりにいくと、青く見える海に、黒っぽい川みたいなところがある。
そのおかげでとれる魚もいるんだよ。
【解説】
南から日本に流れてくるあたたかい海流があり、「黒潮」とよばれます(図では太い赤矢印)。
栄養やプランクトンが少ない熱帯の海水なのでとても澄んでいます。
青い光も吸収される深さまで澄んでいて、ほとんど光が反射してこないため、黒っぽく見えるのです。
カツオなどの魚も一緒に移動してきます。
質問:塩はなに色?
「見かた」がかわれば答えもかわります。
「塩はなに色」か、ここでは理科の先生、社会の先生、国語の先生の答えを聞いてみましょう。
【理科の先生のお話】
理科では、純粋な塩(塩化ナトリウム)の色は無色透明(むしょくとうめい)っていうよ。
【解説】
細かい結晶がたくさん集まると、結晶で光が反射し合って白く見えるけど、ルーペなどでひとつぶだけ見れば、無色透明なのがわかるよ。
【社会の先生のお話】
世界でとれる岩塩には色がついたものもあります。
【解説】
岩塩は大昔に、海水が陸に閉じこめられて結晶(けっしょう)したものですが、塩以外のものがまざって結晶に閉じこめられたり、結晶にゆがみができたりして、色がつくのです。
【国語の先生のお話】
讃岐(さぬき)地方(今の香川県)には名産品の塩、さとう、綿(わた)をさす「讃岐三白(さぬきさんぱく)」という言葉もあって、むかしから、塩は白いものの代表でした。
【解説】
雨が少ない香川県は、お米を育てるのはたいへんでした。
しかし、塩、さとう、綿(わた)をつくるのには、むいていました。
●塩の実験イベントの詳細について
【塩の実験室】※事前WEB予約制
開催日:8月1日(金)~8月24日(日)の
休館日(8月4日、8月12日、8月18日)を除く毎日
*1日3回 各回45分(どの回も内容は同じ)
第1回 10時45分~/第2回 13時45分~/第3回 15時30分~
*定員:各回20名 会場:1階ワークショップルーム
【実験の内容】
■海水から塩を作るには?
■塩水は電気を通す?
■真水と塩水の二段重ね
■塩水でせっけんを固める など
★インストラクターが自由研究のヒントになる実験を見せます。
※つきそいの方は別室の中継モニターで様子をご覧になれます。