「サギヌマスイミングクラブ宮前平」に通う打田美穂さん(84歳)が、先日開催されたJSCA通信記録会において、1,500m自由形(85歳区分)で大会新記録を樹立、さらに800mでも見事1位に輝きました。
JSCA通信記録会
「サギヌマスイミングクラブ宮前平」に通う打田美穂さん(84歳)が、先日開催されたJSCA通信記録会において、1,500m自由形(85歳区分)で大会新記録を樹立、さらに800mでも見事1位に輝いた。
■入院生活から再び水の中へ――「私にはスイミングがある」と信じて
打田さんは1980年から「サギヌマスイミングクラブ宮前平」に通い始め、週2回、1日1,000M~1,500Mの練習取り組んでいましたが、2年前に体調を崩し入院。
一時はICUに入るほどの病状で、約1か月の入院生活を送りました。
その入院生活で足腰が本人も驚くほどに弱り、歩くにも歩行器が必要な状態に。
介護サービスを勧められながらも、「私にはスイミングがあるから」と、その道を選ばず、スイミングへの復帰を目指しました。
復帰後は初級コースでひたすらプール内を歩くことからスタート。
コーチや仲間たちの励ましを受けながら、再び泳げるようになり、17年間続ける毎朝の8,000歩ウォーキングも再開するほどに回復。
「水泳を通して出会えた仲間たちや家族が、私の支え」と笑顔で話します。
■コーチや仲間が後押し、84歳の再スタート。
実は打田さん、75歳のときに体力の衰えを感じ、マスターズ水泳の登録を一度辞退。
しかしスイミング仲間やコーチの後押しで85歳区分での再登録を決意し、6月に行われたマスターズの水泳大会へも出場。
「水泳は本当に楽しい。
何歳からでも、初めてでも問題ない。
仲間がいて、健康でいられる。
これからも元気に泳ぎ続けたい。」
そう語る打田さんの姿は、“年齢に縛られないシニアの輝き”そのものです。
6月に参加した試合で笑顔