医療データの解放と病院DXを支援する統合情報基盤の提供を開始!インターシステムズジャパンとホスピタルインテリジェンス

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インターシステムズジャパンとホスピタルインテリジェンスは、パートナー契約を締結し、インターシステムズが提供する医療向けデータプラットフォーム InterSystems IRIS for Health(TM)を利用してホスピタルインテリジェンスが開発したヘルスケア統合情報基盤の提供を開始!

 

インターシステムズジャパン/ホスピタルインテリジェンス

 

図1:ホスピタルインテリジェンスが提供するソリューションのイメージ

 

インターシステムズジャパンとホスピタルインテリジェンスは、パートナー契約を締結し、インターシステムズが提供する医療向けデータプラットフォーム InterSystems IRIS for Health(TM)を利用してホスピタルインテリジェンスが開発したヘルスケア統合情報基盤の提供を開始しました!

病院における電子カルテを含むさまざまな医療情報システムのデータは、異なる形式でばらばらに蓄積され、通常は自由なアクセスが困難です。

このため、医療機関においてはそれらの重要なデータを十分に活用できていないだけでなく、医療従事者の業務効率の低下、情報の分断に起因するケアの遅れなど様々な問題が生じています。

IDFは、電子カルテや部門システム等の病院の全ての情報を基本リアルタイムに収集・蓄積すると同時にデータ要素に分解するデータレイク(特許申請中)と、データレイクの情報を利便性の高いオープンなデータモデル(SDMを標準採用)に変換する仮想DWH、およびそれを定期的に実体化しビッグデータにも対応するデータマートで構成されています。

このため、病院独自に必要な全てのデータを収集、永続的にアーカイブし、リアルタイムかつ幅広い活用が可能になります。

従って、医療現場において仮想DWHおよびデータマートの情報をExcel(Power Query機能)やBI・BAツールなど汎用性の高いソフトを利用して、目的にあったアプリケーションを作成することが可能になり、データの分析など利活用が容易になります。

さらにIDFは、病院外の施設のヘルスケアデータをも統合することができるため、他の医療機関、自治体、介護施設、検診センター、グループ病院内にもデータレイクを拡大する基盤となり、網羅的なDXの推進など、様々な課題解決を支援します。

InterSystems IRIS for Healthは、医療情報交換のための各種国際標準規格に準拠し、医療・健康データから価値を引き出すために特別に設計された医療向けデータプラットフォームです。

医療データの相互運用性(インターオペラビリティ)、データベース管理機能、開発環境、AIプラットフォーム製品との連携や高度な分析機能を提供し、高性能な医療アプリケーション開発を支援します。

IDFの基盤として、異なるデータの相互運用性と全てのデータへのアクセスと利活用を可能とする機能と環境を提供します。

図2:IDFのアーキテクチャ概要と特徴

図2:IDFのアーキテクチャ概要と特徴

図3:蒲郡市民病院におけるExcelを用いたIDFのリアルタイム利用例

図3:蒲郡市民病院におけるExcelを用いたIDFのリアルタイム利用例

このIDFは、令和5年度のデジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプType2)に採択された、愛知県蒲郡市の「がまごおりデジタル健康プラットフォーム:がまっと!」事業のデータ連携基盤として採用されています。

すなわち、IDFは、行政のデータ(健康診断や母子手帳等)、蒲郡市内の医療機関・調剤薬局・介護施設(EHR)のデータ、および市民が個人で管理している健康データ(PHR)を集積・共有するプラットフォームのコア技術としても利用されており、市民へのよりよい医療提供とウェルビーイングを支援しています。

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