カールツァイスは、7月16日(水)~18日(金)にウインクあいちにて開催される「第77回日本細胞生物学会・第58回日本発生生物学会合同大会」において、本年3月に発売された最新の共焦点レーザー顕微鏡 LSM 910 Lightfield 4Dの実機デモンストレーションを国内で初めて公開します。
カールツァイス「LSM 910 Lightfield 4D」
カールツァイスは、7月16日(水)~18日(金)にウインクあいちにて開催される「第77回日本細胞生物学会・第58回日本発生生物学会合同大会」において、本年3月に発売された最新の共焦点レーザー顕微鏡 LSM 910 Lightfield 4Dの実機デモンストレーションを国内で初めて公開。
■ZEISS LSM 910 Lightfield 4Dについて
LSM 910 Lightfield 4Dは、高速かつ高解像度な3Dライブイメージングを可能にする最先端の共焦点レーザー顕微鏡です。
特にLightfield 4D技術は、従来の共焦点顕微鏡では困難であった生体サンプルの高速・高精細な3次元データ取得に特化しており、時間分解能と空間分解能を両立させた革新的な観察を可能にします。
■学会合同大会にて実機デモを日本初公開
発生生物学は、多細胞生物の個体発生に関わるプロセスを研究する学問分野です。
この分野の研究においては、多細胞集団、組織、さらには個体レベルと、細胞より比較的大きいスケールの生命現象を研究対象とすることが多く、特にそれらの動的な変化を「生きたまま」「取りこぼさずに」観察したいという根本的なニーズが存在すると考えています。
Lightfield 4Dは、その名の通り「4次元(3次元空間+時間)」でのデータ取得に特化しており、既存顕微鏡とは一線を画す高速・高精細な3Dイメージングを実現します。
この特性は、3次元的に生じる発生過程における細胞/組織の移動、変形、状態変化などといった動的な生命現象を、生きた状態で、かつ時空間的に詳細に捉えたいという発生生物学研究者のニーズに極めて合致しています。
また、細胞レベルの現象であっても、その高速性と低光ダメージ性から、実験スループットを大きく向上させることでしょう。
実機デモンストレーションでは、LSM 910 Lightfield 4Dが毎秒最大80ボリュームというこれまでにない驚異的な時間分解能での3Dイメージングを実現する様子を、ブースにていくつかの動植物サンプルを用いながら、撮影から処理まで含めて実演します。
初期ユーザーによる実際のアプリケーション例も紹介予定です。