エクソルは、みずほ証券が組成に関与したSPCより依頼を受け、同社が保有する低圧太陽光発電所において、エクソルの格付け制度「XSOL SOLAR STAR制度」に基づく実証評価を実施します。
エクソル「XSOL SOLAR STAR制度」に基づく実証評価
エクソルは、みずほ証券が組成に関与したSPCより依頼を受け、同社が保有する低圧太陽光発電所において、エクソルの格付け制度「XSOL SOLAR STAR制度」に基づく実証評価を実施。
【経済産業省が進める太陽光発電所の集約化、その課題が顕在化】
2025年4月、経済産業省は「長期安定適格太陽光発電事業者」の認定制度を開始しました。
これは、2050年のカーボンニュートラル実現と再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、FIT/FIP制度下で導入された太陽光発電所が、売電期間終了後も長期にわたって安定的に稼働できる体制を整備することを目的としたものです。
制度の中核となるのは、太陽光発電所を責任ある事業者へと集約する仕組みですが、実際にはその実現に大きなハードルがあります。
太陽光発電所を購入するにあたってはデューデリジェンスが必要不可欠ですが、膨大な数の太陽光発電所に対して行うのはコスト・時間の両面で大きな負担となるため、実施困難であるのが現状です。
【みずほ証券、「XSOL SOLAR STAR制度」などの太陽光発電所評価制度活用で市場課題解決を支援】
こうした市場課題を受け、みずほ証券は、発電所保有者が保有する低圧太陽光発電所に対して、エクソルが提供する格付け制度「XSOL SOLAR STAR制度」の実証評価を実施します。
本取組を通じてみずほ証券では、同制度が発電所の売買などに関連した投資判断に寄与し、煩雑なデューデリジェンスの工程を軽減するものであることを確認することにより、市場課題解決に向けた取り組みを進めています。
【格付投資情報センターが「XSOL SOLAR STAR制度」に一定の妥当性を確認】
「XSOL SOLAR STAR制度」は、2025年4月に、日本を代表する信用格付け会社である株式会社格付投資情報センター(R&I)により、同制度に基づく評価項目や内容が、がR&Iのプロジェクトファイナンス格付け手法の該当部分と照らして「一定の妥当性を有する」と確認(*1)されました。
ー「XSOL SOLAR STAR補償」についてー
「XSOL SOLAR STAR制度」は、評価結果に応じて災害補償サービスの価格が変動する「XSOL SOLAR STAR補償」を付帯させることが可能です。
この評価制度と災害補償を組み合わせた「XSOL SOLAR STAR補償 ~災害補償付きPV評価サービス」により、災害リスクへの備えという付加価値が加わり、発電事業者にとっての導入メリットがさらに高まります。