東京工芸大学芸術学部デザイン学科 ゑ藤隆弘准教授が、世界5大ポスター展の一つ「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025(Lahti International Poster Triennial 2025)」でグランプリを受賞しました。
ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025
東京工芸大学芸術学部デザイン学科 ゑ藤隆弘准教授が、世界5大ポスター展の一つ「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2025(Lahti International Poster Triennial 2025)」でグランプリを受賞。
受賞作《Repetition and life: bud, P2424》は、反復によって生まれる秩序とズレを通じて、生命的な揺らぎを表現すると同時に、ポスターという形式そのものを問う作品です。
3枚の同一ポスターを重ねることで、図と地の関係や画面の天地が曖昧になり、構造の全体像は一見して捉えづらくなっています。
観る者が自ら注意深く読み解こうとする中で、ようやくその仕組みや意味が立ち上がってくるような作品となっており、ポスター表現の可能性を静かに拡張する試みです。
ゑ藤准教授は、前回2022年の大会でもグランプリを受賞しており、トリエンナーレ形式となった2014年以降、初のグランプリ連続受賞者となります。
なお、受賞作品展はフィンランドのLahti Museum of Visual Arts Malvaにて9月7日(日)まで開催されています。
■ラハティ国際ポスタートリエンナーレ
ラハティ国際ポスタートリエンナーレは、フィンランドのラハティ市で1975年から定期的に開催されているポスターデザインの審査会です。
今回で22回目の開催となります。
ラハティ国際ポスタートリエンナーレは、世界で最も歴史があり、最も評価の高いポスター芸術の審査会の一つです。