アクセルは、Microsoft 365、Microsoft Outlook、Microsoft Teamsと連携して動作する高速グループスケジューラ「OnTime Group Calendar for Microsoft」のVer.6.3.0を2025年6月16日(月)にリリースしました。
アクセル「OnTime Group Calendar for Microsoft」Ver.6.3.0
アクセルは、Microsoft 365、Microsoft Outlook、Microsoft Teamsと連携して動作する高速グループスケジューラ「OnTime Group Calendar for Microsoft」のVer.6.3.0を2025年6月16日(月)にリリース。
従来のExchange OnlineのEWS APIに代わりMicrosoft Graph APIを利用した同期エンジンである「OnTime同期ハブ」を新たに実装しました。
■「OnTime同期ハブ」を新たに実装
OnTime for Microsoftは、リリース以来、Exchangeメールボックスのイベントのリアルタイム同期において高い評価を得てきました。
しかし、2023年9月20日のMicrosoftの発表により、2026年10月1日以降、Exchange OnlineでのEWS APIへの新しい要望を受け付けない等利用が制限されることが告知されました。
この発表前より、OnTimeは約3年間をかけて、Microsoft Graph APIを利用した新しい同期方法の開発を進めてきました。
そしてついに、EWS APIのStreaming Notification機能を包含する新しい同期エンジン「OnTime同期ハブ(英語名:OnTime Subscription Hub)」を開発しました。
■「OnTime同期ハブ」の汎用性について
この新しいOnTime同期ハブは、OnTimeサーバーとは独立して動作し物理的に別のOS上でも稼働します。
もちろん1台のOnTime同期ハブから複数のMicrosoft365テナント、複数のオンプレExchangeサーバーと接続できます。
例えば国内と海外でMicrosoft365を別テナントとして契約している場合でもOnTimeクライアントで同時利用が可能となります。
更にOnTime同期ハブを独立したエンジンとして実装したことで、Microsoft365以外のメールカレンダー基盤も同時に接続し、一つのOnTimeクライアントで様々なメールカレンダー基盤のスケジュールを同時利用できる環境の布石になると考えています。
OnTime同期ハブの構成
■「OnTime同期ハブ」の拡張性について
OnTime同期ハブは1つのMicrosoft 365テナントあたり最大約5万アカウントの同期をサポートできることを目標に設計しています。
更に複数のOnTimeサーバーも接続できるようになり、OnTimeサーバーの冗長化と負荷分散も実現だけでなく、OnTimeクライアント向けの更なるレスポンス向上も実現します。
OnTimeサーバーの冗長化
■「OnTime Group Calendar」について
「OnTime Group Calendar」は、日本企業において高く評価されているグループスケジュール管理ソフトウェアです。
複数メンバーの予定表示、会議招集、施設予約などをグラフィカルな画面で高速に操作できる機能を提供します。
対応製品として、Microsoft ExchangeおよびMicrosoft 365に対応する「OnTime for Microsoft」と、HCL Notes/DominoおよびVerseに対応する「OnTime for Domino」の2つのラインアップがあります。
さらに、モバイルオプション、日程調整オプション、来訪者管理オプション、会議室前サイネージなど、各種オプション製品も充実しています。
開発は北欧デザインで有名なデンマークに本社を置くIntraVision社が担当しており、10カ国語に対応しています。
日本国内では32万ライセンス以上、世界ではヨーロッパを中心に80万ライセンス以上を販売しています。
■「OnTime Group Calendar for Microsoft」について
「OnTime Group Calendar for Microsoft」は、Microsoft 365およびExchangeのスケジュールデータを利用し、空き時間や予定をグラフィカルに表示することができるグループスケジュールソリューションです。
大規模ユーザー環境でも高速に動作し、ブラウザだけでなく各種スマートフォン、Microsoft Teams、Microsoft Outlook内での利用も可能です。
また、複数のMicrosoft 365テナントやオンプレExchangeのスケジュールデータをマルチテナント接続できる、世界でも数少ないエンタープライズ製品です。