茨城県取手市が「災害用トイレトラック」を導入し、令和7年5月8日に、取手市役所にて披露しました。
茨城県取手市「災害用トイレトラック」導入
茨城県取手市が「災害用トイレトラック」を導入し、令和7年5月8日に、取手市役所にて披露!
また同日、一般社団法人助けあいジャパン災害派遣の協定締結式を行いました。
災害用トイレトラックの導入と、この協定についていずれも茨城県内では初となります。
【災害用トイレトラックの仕様】
・全長6.98メートル×全幅2.23メートル×全高3.24メートル
・入り口単独の洋式水洗トイレ室4室、多機能トイレ1室(合計5室)
・多機能トイレはオストメイト対応で、電動車イスリフターやおむつ交換台も配備
・各室温水洗浄便座、洗面台、換気扇、暖房等を設置
・清水・汚水タンク、ソーラー発電システムを備え、断水や停電時も活動可能
・一回の給排水で約950回から1,300回使用可能
【災害派遣トイレトラックの写真】
災害用トイレトラック車体(扉が開いている様子)
災害用トイレトラック車体(後ろ)
内部(多機能トイレ)
多機能トイレに車椅子が乗った様子
多機能トイレ内のベビーベッド・ベビーチェア
内部(洋式水洗トイレ)
【一般社団法人助けあいジャパンと災害時協定を締結】
災害用トイレトラックの導入により、一般社団法人助けあいジャパンが企画する災害派遣トイレネットワークプロジェクト『みんな元気になるトイレ』に参画し、有事の際に災害用トイレトラックを迅速に活用するとともに、プロジェクトに参画している全国の自治体(令和7年4月30日時点32自治体※取手市含む)との相互支援体制の構築を図ります。
プロジェクト参画にあたり、令和7年5月8日に取手市役所で災害時協定の協定締結式が行われました。
協定の締結は茨城県で初となります。
同プロジェクトは、大規模災害時における全国的な受援、応援の仕組みで、全国の自治体が1台ずつ災害派遣トイレトラックを常備し、大規模災害時に被災地にトイレトラックを派遣することで、被災地でのトイレ不足を解消することを目的としています。
<協定締結式の様子>
協定締結式の様子
災害用トイレトラックの前で撮影
【今後の活用方法】
◆災害時
・避難所での活用(被災状況や避難所の状況により設置)
・災害派遣トイレネットワークプロジェクトに参加することにより、市が被災した場合の受援、被災地への支援
◆平常時
・各種イベントや防災出前講座で展示し、防災意識の啓発に活用