「櫻スタートラベル合同会社」は、経済産業省が公表した令和6年度『企業経営におけるDEIの浸透や多様な人材の活躍に向けた調査事業報告書』および『合理的配慮に関する国内企業における実践事例集』において、全国5社のうちの1社として選出されました。
櫻スタートラベル
「櫻スタートラベル合同会社」は、経済産業省が公表した令和6年度『企業経営におけるDEIの浸透や多様な人材の活躍に向けた調査事業報告書』および『合理的配慮に関する国内企業における実践事例集』において、全国5社のうちの1社として選出。
また、同省では2025年3月17日に「合理的配慮&ニューロダイバーシティセミナー ―共生社会の実現と個が活躍できる企業文化を目指して―」と題したウェビナーを開催し、多様性を尊重した職場づくりの重要性が発信されました。
この事例集への掲載は、こうした国の取り組みと連動し、同社の実践が評価された結果と受け止めています。
櫻スタートラベルは、難病当事者の資格と経験を活かし、障害や疾患を抱える方々の外出や社会参加を支える旅行業を展開してきました。
代表の櫻井は、国指定難病である「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」および「シャルコー・マリー・トゥース病」を患う当事者であり、自らの闘病と再起の経験をもとに、2016年に同社を設立。
現在は旅行手配業務のほか、キャリアコンサルタントとして企業・自治体向けの研修や講演、難病患者のキャリア支援なども行い、自ら治療と仕事の両立を実践しています。
障害当事者の方の移動を旅仲間で助け合う様子
今回の掲載は、難病と向き合いながら社会参加を目指して歩んできた同社の10年の軌跡に対する評価であると同時に、同じように闘病と仕事の両立に挑む方々へのエールでもあります。
今後も、「見えない障害」や「配慮が届きにくい現実」に光をあて、すべての人のキャリアと暮らしを支える社会インフラを目指していきます。