カルモアは、2025年日本国際博覧会(以下、『大阪・関西万博』という)における『未来社会ショーケース事業』「グリーン万博」協賛、きんでん社の実証実験『快適性評価値「エエきも値」』に定点式におい観測システムLIMOS(リモス)を提供します。
カルモア「におい観測システムLIMOS」
名称 : 定点式におい観測システム LIMOS
発売開始日 : 2020年4月1日(無線通信版)
2023年4月1日(クラウド版)
カルモアは、2025年日本国際博覧会(以下、『大阪・関西万博』という)における『未来社会ショーケース事業』「グリーン万博」協賛、きんでん社の実証実験『快適性評価値「エエきも値」』に定点式におい観測システムLIMOS(リモス)を提供。
■きんでん社実証実験:快適性評価値「エエきも値」の情報提供による来場者の満足度向上について
きんでん社では、大阪・関西万博会場内の温湿度データの他に、来場者の行動や仕草、周囲の音などをAI解析して得られるデータやセンサーによる来場者の状態などを基に算出する快適性評価値を「エエきも値」と定義。
この評価値を空調設備等の制御に活用するとともに、「エエきも値」の分布状況を会場地図上にマッピングして視える化し、“エエ気持ち”になれる空間情報を来場者に提供して満足度向上を図る実証実験を行います。
カルモアでは、収集データの1つである『匂い(嗅覚)』部分の臭気センサにおいて、定点式におい観測システムLIMOS(リモス)を提供し、エエきも値を介してSDGs、Society5.0の実現にも貢献します。
快適性評価値「エエきも値」概要
■定点式におい観測システム『LIMOS(リモス)』とは
昭和30年代、高度経済成長の波で急成長した日本の産業は、同時に臭気苦情問題に悩まされることになりました。
昭和46年に施行された悪臭防止法では工場やそのほか事業所に対し臭気の排出規制値(臭気指数規制値)を設けており、その測定方法には人間の嗅覚を用いた嗅覚測定法が採用されています。
しかし、人間の嗅覚を用いた測定方法は時間やコストがかかるため臭気の常時監視には不向きでした。
そこで、臭気関連事業を創業以来30年超に渡って取り組んできた実績とノウハウがあるカルモアでは、定点式のにおい観測システム『LIMOS』を開発しました。
匂いが気になる空間や屋外の敷地境界上の風下方角などにLIMOSを設置することで匂いの排出状況をリアルタイムに数値化。
測定データは無線通信、もしくはモバイル通信を介してサーバに送信。
クラウド版ではウェブブラウザなどから測定データの確認が可能な他、4-20mAのアナログ出力やAPI連携なども可能です。
LIMOS(クラウド版)のシステム構成の一例