高校生活で重要視するのは、 好きなことに打ち込む・将来の目標を見つける!プレマシード「高校生活の満足度や高校生時代の経験に関する調査」

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プレマシードは2025年1月24日(金)~1月28日(火)に「高校生活の満足度や高校生時代の経験に関する調査」を行いました。

 

プレマシード「高校生活の満足度や高校生時代の経験に関する調査」

 

プレマシードは2025年1月24日(金)~1月28日(火)に「高校生活の満足度や高校生時代の経験に関する調査」を行った。

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【調査結果トピックス】

・高校生活全体の満足度は76.5%。

「友人関係」(71.8%)や「授業」(71.7%)の満足度が高い一方、「アルバイト」(42.7%)や「学習塾・予備校」(41.3%)など学校外の活動の満足度は低め。

・高校の捉え方は「勉強をする場所」(61.0%)が最多で、「青春を楽しむ」(55.0%)、「将来を考える」(44.8%)が続く。

・高校時代にやっておけばよかったことは「勉強」(37.8%)が最多で、「好きなことに取り組む」(33.3%)も上位に。

・通信制高校の仕組みについての認知度は「自分のペースに合わせた通学」(51.8%)が最も高い。

高校の捉え方や高校時代にやっておけばよかったことの上位項目と関連する「好きや興味がある分野を学び、将来の目標を見つける」は40.7%で過半数に届かず。

Q1. あなたの高校生活を振り返って、それぞれの項目についての満足度をお答えください。

(単数回答/n=600)

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高校生活の満足度(満足している計=満足している+やや満足している)では「友人関係」が71.8%で最も高く、次いで「一般科目の授業」が71.7%、「授業内容」が71.5%、「修学旅行」が69.3%と続いています。

一方、「学校以外での習い事」は45.8%、「アルバイト」は42.7%、「学習塾や予備校での勉強」は41.3%となり、学校以外の場所で行うことに対して満足度が低い結果となりました。

子世代における高校生活全体の満足度は76.5%と高い結果になりました。

しかし、性年代別でみると10代の男女に差があり、女性は「アルバイト」と「彼氏、彼女」以外のほぼ全ての項目で満足度が高い一方、男性が女性より高い結果だったのは、78.2%の「勉強の成績」と72.7%の「日帰りの校外学習」、70.9%の「部活動」だけでした。

Q2. あなたにとって高校とはどのような場所だと思いますか。

(複数回答/n=600)

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高校の捉え方として回答率が最も高かったのは「勉強をする」で61.0%でした。

次いで「青春を楽しむ」が55.0%、「将来を考える」が44.8%、「社会性を身につける」が37.7%と続いています。

Q3. 高校生のときにやっておけばよかったと思うことをお答えください。

※現在高校生の方は、在学中にやっておきたいと思っていることを回答してください。

(複数回答/n=600)

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高校時代にやっておけば良かったことは「勉強」が37.8%で最も高かったです。

次いで「好きなことに取り組む」が33.3%、「恋愛」が23.2%、「何かに一生懸命打ち込む」が21.8%と続きます。

子世代は多くの項目で回答率が高く、さまざまなことにチャレンジしたいという思いが伝わってくる結果となりました。

<プレマシード 岩田よりコメント>

Q1は高校生活の満足度調査です。

上位から友人関係、授業、修学旅行と並び、高校生活全体の満足度も68.7%と高かったです。

続いて、Q2とQ3は「高校とはどのような場所か」「高校の時にやっておけばよかったこと」の調査で、どちらも「勉強」の割合が1位になっています。

これは「高校は勉強する場所」だと頭では分かっていながら、実際にはできていない/できなかったという後悔を反映したものでしょう。

Q3では、勉強の後に「好きなことに取り込む」「何かに一生懸命打ち込む」「語学」などが続きます。

これは社会に出てから「高校生のうちに将来の目標や夢を見つけておきたかった」と考えたからかもしれません。

通信制高校は、社会に出た後を見据えた教育や学びの選択肢を増やすことに力を入れているので、このような取り組みの周知が広まれば、イメージも好転するのではないでしょうか。

Q4. 高校時代の勉強に関することで、あなたは何に悩んでいましたか。

あてはまるものをお答えください。

※現在高校生の方は、いま何に悩んでいるかを回答してください。

(複数回答/n=600)

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勉強の悩みについては「やる気がでない」が28.8%で最も高く、次いで「成績が上がらない」が22.7%、「集中力が続かない」が21.5%、「授業に難しすぎてついていけない」が17.3%と続きました。

性年代別でみると、女性10代の「やる気がでない」「集中力が続かない」「計画的に進められない」の割合が高かったです。

<代表 岩田よりコメント>

Q4は高校時代の勉強の悩みに関する設問です。

子世代で回答の割合が高かったのは、「やる気がでない」「集中力が続かない」「計画的に進められない」というものでした。

どうやって子どもたちの勉強に対するモチベーションを高めていくか。

これは学校現場における永遠の課題かもしれません。

一方、親世代で最も割合の高かった回答は「特に悩みはなかった」というものです。

当時は何かしらの悩みを抱えていたかもしれませんが、学校生活全体が良い思い出として残っていることが伺えます。

Q5. あなた、もしくはあなたの身近な方に以下の経験はありますか。

(複数回答/n=600)

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自身の経験としては「生徒間の人間関係のトラブル」が28.3%で最も高く、次いで「いじめ」が14.7%、「先生との人間関係のトラブル」が8.5%と続きました。

また、身近な方の経験では「生徒間の人間関係のトラブル」が23.7%で最も高く、次いで「不登校」が18.5%、「いじめ」が16.2%となりました。

<プレマシード代表 岩田よりコメント>

Q5は学校でのトラブルに関する質問です。

自身や身近な人が経験したものとして、「生徒間の人間関係のトラブル」と「いじめ」に多くの回答が寄せられました。

ただ、女性は年代別に差があり、10代は人間関係のトラブルが多く、40代以上はいじめが多いです。

子どもたちの間では、SNSを発端とするささいなトラブルが増えており、もしかすると本人や周囲がいじめと認識していない可能性があります。

また、目に見える分かりやすいいじめは減っているとしても、大きなトラブルにならないように見守ることが必要かもしれません。

女性10代は不登校の割合も高く、身近な人の不登校経験が32.4%あり、不登校が増加傾向にあることがこのデータからもわかります。

第二次性徴を迎えると心身に大きな変化が訪れ、環境の変化や人間関係にも敏感になるため、不登校になりやすいのかもしれません。

Q6. 以下の通信制高校で行われている取り組みについて、あなたはどの程度知っていますか。

(単数回答/n=600)

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通信制高校の取り組みについて、回答率が最も高いのは「自分のペースに合わせた通学」で51.8%でした。

次いで「好きや興味がある分野を学び、将来の目標を見つける」が40.7%、「文化祭や体育祭」が40.5%と続きますが、過半数以上の認知を得ているのは「自分のペースに合わせた通学」ができるというものだけでした。

<プレマシード代表 岩田よりコメント>

Q6は通信制高校の取り組みに関する認知度調査で、回答率が過半数を超えたのは「通学」の項目だけです。

しかし、近年は好きを通したコミュニケーション能力の習得、将来の目標を見つけるための多様な学習プログラムや学び直し、キャリア教育などに力を入れる通信制高校が増えています。

こうした取り組みが広く伝われば、「高校生のうちに将来の目標ややりたいことを見つけたい」と考えている10代にとって、通信制高校が学びの選択肢の一つになるかもしれません。

また、データ詳細、性年代別をみるとここに挙げている全項目で親世代より子世代の方が認知度は高く、通信制高校への入学者が増えていることから、友達やSNSなどを通して通信制高校の取り組みを知る機会が増えていると考えられます。

(データ詳細は、プレマシードオフィシャルサイト内の記事 https://prmaceed.co.jp/solution/report00006/ 下部よりダウンロードの上確認してください。

)

Q7. あなたは通信制高校にどのような人が通っているイメージがありますか。

(複数回答/n=600)

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通信制高校に通っている人のイメージで回答率が最も高いのは「不登校経験がある人」で52.8%でした。

次いで「高校を中退している人」が47.7%、「ひきこもりの人」が37.3%、「仕事をしている人」が34.0%と続きます。

性年代別でみると、男性50代は「仕事をしている人」の割合が49.2%と全体よりも高い結果になりました。

Q8. あなた自身が高校を改めて選べるとした場合に、通信制高校に通ってみたいと思いますか。

(単数回答/n=600)

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通信制高校への通学意向に関しては「通ってみたい」が3.0%、「やや通ってみたい」が18.8%で、合計は21.8%でした。

通ってみたい合計値が最も高かったのは、女性10代で28.3%。

この結果からも女性10代が通信制高校に良いイメージをもっていることがわかります。

<プレマシード代表 岩田よりコメント>

Q7は通信制高校に通っている人のイメージ調査です。

全体では、不登校経験者、高校中退者、ひきこもりの人などの回答が多く、「何かしらの原因で全日制の学校に通えなくなった人」というイメージが強いようですが、データ詳細を見ると女性10代は「将来の夢がある人」や「芸能人」の回答も多かったです。

最近は、アイドルやインフルエンサーが通信制高校に在籍していることを公開するケースも増えており、不登校経験者の受け皿になっていると同時に「やりたいことがある人」も集まっているという幅広いイメージがあるようです。

Q8で「通信制高校に通ってみたい」と答えた女性10代が多かったのも通信制高校に良いイメージを持っているからからだと考えられます。

従来のイメージを改善するには、やはり通信制高校のリアルな情報を伝えることが大切だとわかります。

Q9. Q8の回答をした理由を教えてください。

(自由回答/n=600)

<「通ってみたい」「やや通ってみたい」と回答した方の主なコメント>

・海外に2年間以上も留学にいけるのは大きな魅力だと思うから(17歳/女性)

・全日制だと課題や部活に追われてしまうが、通信制で自分の時間を持てることはとても魅力的だから(17歳/女性)

・ネット環境の充実した時代、多様性を尊重する時代になったため、自分の思うように過ごしてみたい(48歳/男性)

・ただ漠然と大学進学を目指して高校に通っていた自分とは異なり、自分の好きなこと見つけるきっかけを掴めるかもしれない(54歳/女性)

・自分の時にはN高校みたいな通信制高校の情報がなかったので、いまなら選択肢の一つにはなる(52歳/男性)

<「あまり通いたくない」「通いたくない」と回答した方の主なコメント>

・自由度が高く自分のやりたいことができるのは良いことだが、自分自身はそこまでの決断力を持っていない(17歳/男性)

・全日制でしっかり学んだ方が社会に通用できる人間になると思う(18歳/女性)

・青春をするなら全日制がいいし、生活リズムが崩れる(15歳/女性)

・仕事で人事をやっていたが、就職に不利だから(41歳/女性)

・普通の高校に通えるなら、普通の高校に通って欲しい(51歳/女性)

・具体的に通信制がどのような高校なのかわからない。

生活リズムが崩れそう(46歳/男性)

通いたい理由として「自由な時間を有効活用できる」「自分のペースで学べる」「学びの幅が広い」といった回答が多かったです。

一方、通いたくない理由は「全日制高校で満足している」「イメージが悪い」「人間関係が不安、友達ができなさそう」「進路が不安」「自己管理やモチベーション維持への不安」という回答が目立ちました。

<プレマシード代表 岩田よりコメント>

Q9は「改めて高校を選べる場合に通信制高校へ通ってみたいか」という通学意向のフリー回答です。

「通ってみたい」「やや通ってみたい」と回答した方は、変化した通信制高校のメリットを的確に捉え、学びの選択肢として具体的なイメージを持っているコメントが多く寄せられました。

一方、「あまり通いたくない」「通いたくない」と回答した方からは、通信制高校を知らない、10代の青春を過ごすなら全日制高校が良い、全日制高校が普通の高校である、通信制高校は社会で通用しない/進学や就職に不利であるという回答が寄せられました。

変化した通信制高校の情報が伝わっていないことを痛感する回答が多い結果となりました。

【結果について ― 代表 岩田 彰人】

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高校では勉強をしなければならないと認識していながら、親世代からも子世代からも「やる気が出ない」「モチベーションが保てない」という意見が多く寄せられました。

高校生の時にやっておけば良かったことは「好きなことに取り組む」「何かに一生懸命打ち込む」が挙げられ、特に子世代は多くの項目で回答率が高く、さまざまなことにチャレンジしたいという思いが伝わる結果となり、印象深い調査となりました。

勉強をした方が良いと頭では分かっているけど、なかなか勉強する意味が見いだせない、というのは誰しもが思うことであり、とても自然な回答です。

そして、子世代が何かにチャレンジしたいと考え、意欲やエネルギーはあるものの具体的にどうすれば良いのかわからない、というのも時代を問わず若者に共通する悩みであり、そのせいでフラストレーションをためることもあるのではないでしょうか。

また、Q5「学校でのトラブル」では、データ詳細を見ると40代・50代女性の「いじめ」の回答率が他の性年代と比較して多かったですが、10代女性は生徒間の人間関係のトラブルが多く、トラブルの質も変化しています。

SNSの影響もあって、これまでとは人間関係の広がり方が違うため、学校での人間関係にも変化が生じているようです。

SNSで誰とでもつながれる分、学校での人間関係は以前より希薄になっているかもしれません。

通信制高校は全日制高校と比べると高卒資格取得のために割く時間が少なく済みます。

そして、あり余る余白の時間を活用して、18歳以降、社会に出た時を見据えた経験を積むことができます。

不登校経験者だけではなく、「勉強は苦手だけど何かやりたい」「勉強は好きだけど意味を見いだせない」といった生徒の受け皿としても通信制高校が適していると認知されれば、また新しい学びの選択肢となり、笑顔の10代が増えるのではないでしょうか。

プレマシードは、通信制高校のリアルな情報を発信しながら10代の可能性と笑顔の輪を広げていきたいと考えています。

2024年から開始した高校生のインターンシップにも、通信制高校での生活を思いっきり楽しんでいる生徒がたくさん参加しています。

【調査概要】

調査手法 :ネットリサーチ

対象者条件:【性別】男性、女性

【年齢】10代+40~50代の親世代

【地域】全国

【その他条件】40代~50代は子供有

割付   :15~19歳

40~49歳

50~59歳

各200サンプル

調査期間 :2025年1月24日~1月28日

※1) 調査結果は、小数点第二位を切り捨てた数値で表示しています。

※2) 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

https://www.mext.go.jp/content/20241031-mxt_jidou02-100002753_2_2.pdf

※3) 文部科学省「学校基本調査 令和6年度」(「政府統計の総合窓口(e-stat)」)

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00400001&tstat=000001011528

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