JMDCは、集積した国内最大級の約2,000万人の医療ビッグデータのうち、健康保険組合の被保険者約670万人を対象にした分析集「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行しました。
2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック
JMDCは、集積した国内最大級の約2,000万人の医療ビッグデータのうち、健康保険組合の被保険者約670万人を対象にした分析集「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行。
なお本ガイドブックは、国が主導する「日本再興戦略」「未来投資戦略」にて位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つである「健康経営」の促進を目的としています。
具体的には、JMDCが医療保険者より許諾を得て取得した匿名加工情報を活用して、健康経営銘柄・ホワイト500・その他に該当する企業群について性年代別に健康診断・レセプトデータを分析しており、その内容については本年12月19日に開催された経済産業省「第1回 健康経営推進検討会」の事務局資料に掲載されるに至っています。
【分析内容の紹介】
2024年12月19日に開催された経済産業省の「第1回 健康経営推進検討会」の事務局資料(2)の中でも、経済産業省 ヘルスケア産業課 商務・サービスグループ 課長 橋本 泰輔から「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」の一部分析事例を紹介。
【第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2) (2024年度調査等の状況報告と今後の方向性について)】
(出典:第1回 健康経営推進検討会 事務局資料(2) (2024年度調査等の状況報告と今後の方向性について) 2024年12月19日 経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課)
HbA1cが5.6%以上の方の割合はほとんどの年代で「健康経営銘柄群」「ホワイト500群」「その他群」の順で良好(有所見者割合が低い)でした。
【検査値 集計結果サマリー ※健康経営銘柄認定企業とその他企業との比較(本ガイドブックより抜粋)】
また他の様々な健診項目においても、多くの項目にて「健康経営銘柄」の有所見率が他の群よりも低いという結果になっています。
これにより、健康経営に熱心に取り組む企業の従業員は総じて生活習慣・各種健診値も良く、結果として生活習慣病リスクが低くなり、元気にハイパフォーマンスで働き続けられる可能性が高いことを示す一助となりました。