グローブライドは、「脊柱管狭窄症用医療器具」などを医療現場に提供する『医工連携プロジェクト』へ参画しました。
グローブライド『医工連携プロジェクト』
グローブライドは、「脊柱管狭窄症用医療器具」などを医療現場に提供する『医工連携プロジェクト』へ参画。
このプロジェクトは炭素繊維強化プラスチックを主とするインプラント等の開発・製造および販売を事業化した東京慈恵会医科大学発スタートアップ企業・株式会社スパインテックをプロジェクトリーダーとして、特殊ネジ製品などの製造を行う株式会社タカイコーポレーションと同社を加えた3社による合同プロジェクトです。
人生100年時代と言われる現代。
同社はコーポレートビジョンである「人生を豊かにするスポーツ。」の考えから、一日でも長い健康寿命を支えるこのプロジェクトを意義あるものと考え参画を決定しました。
このプロジェクトの代表的な症例「脊柱管狭窄症」では、患者数は国内で約300~400万人と推定され、特に70歳以上では2人に1人が罹患するとされ、今後ますます高齢化が進むと共に患者数も増加することが予想されます。
このような症例の方々にも自立した日常生活を、そして「心身の健康のためのスポーツを続ける豊かさ」をという想いと、日本発の医療機器が世界のスタンダートとなり得る一翼を担いたく、これまで培ってきましたカーボン素材成形・加工技術の新たな挑戦と位置付けました。
= プロジェクトの医工連携開発 =
株式会社スパインテック(東京慈恵会医科大学の学内ベンチャー)
株式会社タカイコーポレーション(スクリューの開発・製造)
グローブライド株式会社(脊椎固定用ロッドの開発・製造)
【本プロジェクトにおける脊柱管狭窄症用医療器具について】
本プロジェクトにおける脊柱管狭窄症用医療器具とは、カーボン繊維強化樹脂製脊椎後方内固定器具であり、現在流通している同器具に関する課題の克服を命題としています。
・海外由来の器具であることによるサイズ適合性の制限
・CT、MRI撮影において画像干渉度の高さ
・金属疲労によるパーツ寿命
・固定部品のゆるみの発生
医療の現場でのこれらの課題をもとに東京慈恵会医科大学の学内ベンチャーである株式会社スパインテックを中心にプロジェクトが発足しました。
一般的にカーボン繊維強化樹脂は、ネジなどの小さな部品の成型は困難でしたが、日本の先端技術を有する特殊ネジ製品等の製造を行う株式会社タカイコーポレーションと、釣具の製造で培ったカーボン技術をもつ同社の参画による医工連携により開発を進めています。