MIWAIKEHATAと日本アロマ療法創造機構は、世界遺産・仁和寺で開催された「寺CARE アート&フェムテック京都 2024」(11月16日・17日)において、池端美和が考案した“アロマ二滴瞑想”によるセッション前後のストレス軽減と疲労回復効果を「疲労ストレス計 MF100」*を用いて測定しました。
寺CARE アート&フェムテック京都 2024
MIWAIKEHATAと日本アロマ療法創造機構は、世界遺産・仁和寺で開催された「寺CARE アート&フェムテック京都 2024」(11月16日・17日)において、池端美和が考案した“アロマ二滴瞑想”によるセッション前後のストレス軽減と疲労回復効果を「疲労ストレス計 MF100」*を用いて測定。
その結果、“アロマ二滴瞑想”の自律神経への影響が可視化され、多くの参加者において心身のリフレッシュ効果が見られました。
(*株式会社村田製作所提供)
<アロマ二滴瞑想とは>
池端美和が考案した、自分を大切にしながら他者を思いやる「自利利他」の精神を日常に取り入れ、心の健康と社会貢献を両立させる新しい瞑想法です。
一滴目は自分自身の心を癒し整えるために、二滴目は他者や世界の平和への祈りを込めることで、心を整える特別なひとときを体験できます。
■測定方法と結果
被験者44名を対象に、「疲労ストレス計 MF100」を用いてアロマ二滴瞑想前後の心拍間隔を測定しました。
測定結果は以下の通りです。
(表1)
●ポジティブな変化が確認された被験者:86%(38名)において、ストレスや疲労に明確な変化を確認
・ポジティブな変化(パワーアップ):61%(27名)が集中力や活力の向上を示す結果
・リラクゼーション効果(リラックスあり):52%(23名)が深いリラックス状態に達する結果
● ポジティブな変化およびリラクゼーション効果いずれの変化も見られなかった被験者:14%(6名)
この結果から、アロマ二滴瞑想が幅広い世代にポジティブな影響を与える一方で、一部の方ではポジティブな変化が認められないことも確認されました。
■個別事例の分析
・事例1:心身の活性化とストレス軽減
Aの被験者(50代・女性)は、以下の変化を示しました。
(図1)
●自律神経のバランス(L/H):3.51→0.8(副交感神経優位の状態へ大幅改善)
●自律神経機能の偏差値(D-SCORE):49→72(向上)
→ アロマ二滴瞑想により、ストレスの軽減と心身の活性化が同時に実現しました。
・事例2:リラクゼーションと集中力の向上
Bの被験者(40代・女性)は以下の特徴的な変化を示しました。
(図2)
●自律神経のバランス(L/H):0.85→1.21(適度にバランスが改善)
●自律神経機能の偏差値(D-SCORE):48→71(向上)
→ ストレス緩和と集中力向上がバランス良く実現されました。
・事例3:深いリラクゼーションとバランス改善
Cの被験者(50代・女性)は以下の変化が見られました。
(図3)
●自律神経のバランス(L/H):7.41→0.97(副交感神経優位に改善)
●自律神経機能の偏差値(D-SCORE):75→65(軽微な低下)
→ 深いリラクゼーション効果と安定した自律神経バランスが確認されました。
■総合的な結果
今回の測定結果から、アロマ二滴瞑想は多くの方に以下のような効果をもたらすことが明らかになりました。
1. 心身の活性化とストレス軽減(Aの被験者)
2. リラクゼーションと集中力向上の両立(Bの被験者)
3. 深いリラクゼーションと自律神経バランスの改善(Cの被験者)
これらのデータは、アロマの多様な働きを客観的に裏付けるものであり、アロマ二滴瞑想が心身のWell-Being向上に役立つものであることを示唆しています。
【測定結果の全体概要】
・男女比率(図4)
男性17名、女性27名
・年齢分布(図5)
10代は2名、20代は8名、30代は4名、40代は10名、50代は13名、60代は5名、70代は2名でした。
40代と50代の割合が比較的多いことがわかります。
■アロマ二滴瞑想の効果測定プロセス
瞑想前の測定→アロマ二滴瞑想セッション(約5分)→瞑想後の測定
参加者の様子
■参加者の声
測定後に実施したアンケートからは、以下のようなポジティブな反応が寄せられました。
・「アロマ二滴瞑想後に心が軽くなり、ストレスが和らいだと実感しました」
・「自分の体調が数値で確認でき、納得感がありました」
・「深い呼吸と香りが組み合わさり、体が温かくなる感覚を覚えました」
■今後の展望
今回の測定結果は、アロマ二滴瞑想が多くの参加者に対しストレス軽減や疲労回復をもたらすことを示唆しています。
一般財団法人日本アロマ療法創造機構では、今後さらに研究を進め、アロマ療法の普及を図るとともに、個々のニーズに応じたプログラム開発に注力していきます。
■池端美和について
「すべての人々が自然の香りによって、心も身体も満たされた幸福な社会を創る」ことをミッションに掲げ、アロマ療法を社会で実践できる教育・研究を行う。
調剤薬局を中心としたアロマ療法事業モデルの開発にも注力する。
<主な役職>
・武庫川女子大学薬学部 特任教授
・一般財団法人日本アロマ療法創造機構 理事長
・株式会社MIWAIKEHATA 代表取締役
・アロマライセンスカレッジ大阪校 学院長
■協力団体
武庫川女子大学/ベガファーマ株式会社 くるみ薬局/株式会社村田製作所/アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(ATVK)フェムテック部会/真言宗御室派総本山仁和寺
イベント名 : 寺CARE アート&フェムテック京都 2024
開催日時 : 2024年11月9日(土)~11月17日(日) 10:00~17:00
会場 : 真言宗御室派総本山仁和寺
〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33
来場者数 : 約5,300名
主催 : 株式会社MIWAIKEHATA