アクティファイは、システムインテグレーターやVAR/OEM向けに、PXE起動でのデプロイ(配信)も可能になった、コンピューター用キッティングツール Actiphy Rapid Deployを、2024年11月14日にリリース。
アクティファイ「Actiphy Rapid Deploy」
アクティファイは、システムインテグレーターやVAR/OEM向けに、PXE起動でのデプロイ(配信)も可能になった、コンピューター用キッティングツール Actiphy Rapid Deployを、2024年11月14日にリリースします。
●キッティングツールのActiphy Rapid Deployが求められる背景
企業、官公庁、学校や教育機関が新たにPCを導入する場合、OSのインストールや各種設定、アプリケーションのインストール、ネットワーク設定など、すぐに業務で使える状態にセットアップする必要があります。
この作業を「キッティング」と呼んでいます。
PCでは、Windows 10のサポート切れが2025年10月に迫り、文部科学省のGIGAスクール構想においては全国に一斉導入された端末の更新が開始され、PCの入れ替え需要が拡大しています。
さらにオフィス移転、在宅作業や外勤などワークスペースの多様化などの理由により、大量のPCキッティング作業がPC管理担当者に求められています。
Actiphy Rapid Deployは、マスターの作成が簡略化され、高速配信が誰でもすぐにおこなえるように設計されていますので、人材不足や働き方改革の推進が叫ばれる中、限られた作業スペース、時間や人数でも、効率よくキッティングをおこなうことができます。
●Actiphy Rapid Deployとは
Actiphy Rapid Deployは、全てのPCに共通する設定を施した「マスターPC」のイメージをデプロイ用USBメモリに格納して複数のPCへデプロイすることで簡潔にキッティングがおこなえます。
PCのUSB起動やネットワーク経由で複数PCへの一斉デプロイが可能です。
ネットワークでのデプロイ時は独自開発のTCP-SlideCast技術により、デプロイ先PCの数に影響を受けずに、配信サーバーやネットワークの負荷を抑えた高速なデプロイを実行可能です。
また、同じデプロイ用USBメモリのみを単体で使用して、スタンドアロンでのデプロイもおこなえます。
Actiphy Rapid Deployは、デプロイ用メディアを作成するDeploy Media Creatorと配信サーバーImageCast Serverで構成されます。
●Actiphy Rapid Deployの新機能
・ネットワーク経由でクライアントPCをPXE起動可能
配信サーバーImageCast ServerにネットワークブートシステムのPXEサーバー機能が実装されました。
デプロイクライアント用のブートイメージからPCをリモート起動してデプロイすることが可能です。
これにより、デプロイクライアント用のブートメディアを作成してなくても、ImageCast Server用にひとつだけメディアを作成すれば、ネットワーク配信が可能となります。
今回PXE起動にはiPXEを採用しましたので、従来のTFTPベースに比べて高速なPXE起動を実現できます。
・デプロイ済みのクライアントPCリストから再デプロイ、Wake on LANとシャットダウンを実行可能
デプロイ済みのクライアントPCリストを使って、デプロイイメージを再デプロイできます。
学校の教室などで複数のPCを定期的に初期化したい場合などに便利な機能です。
また、デプロイイメージの再デプロイの際、各PCの前まで行かなくてもImageCast Serverのコンソールから指定したPCをリモート起動してデプロイが可能です。
さらに、デプロイが終了したクライアントをリモートでシャットダウンすることもできます。
キッティング現場でDHCPサーバーを用意できない場合は、ビルトインのDHCPサーバーを使用してWake on LANからのPXE起動が可能です。
・(C)2024 Actiphy, Inc. All rights reserved. Actiphy Rapid Deploy, ActiveImage Protector(TM)は、株式会社アクティファイの商標です。