「令和版浮世絵『東海道五十七次』全60図完成記念展示会」を2024年11月21日(木)から11月24日(日)の4日間、東京都内・神楽坂の料亭「千月(ちげつ)」で開催します。
令和版浮世絵『東海道五十七次』全60図完成記念展示会
「令和版浮世絵『東海道五十七次』全60図完成記念展示会」を2024年11月21日(木)から11月24日(日)の4日間、東京都内・神楽坂の料亭「千月(ちげつ)」で開催。
名作浮世絵「東海道五十三次」は、江戸~京都間の宿場、風景を描いた作品集で広く親しまれていますが、大津から街道を分かち、大阪高麗橋までのもう一つの東海道があったことが幕府の文献等に複数記されていて、東海道五十三次以降の宿場町、54.伏見宿(京都府京都市伏見区)、55.淀宿(京都府京都市伏見)、56.枚方宿(大阪府枚方市)、57.守口宿(大阪府守口市)、終点:高麗橋(大阪府大阪市中央区)を加えた全60図を制作しました。
江戸木版画は下絵を描く「絵師」、版画の原板の版木を作る「彫師」、版木を紙に摺って浮世絵を完成させる「摺師」の分業で制作されますが、今回「絵師」に世界的歌姫レディー・ガガのヒールレスシューズの作者として有名な現代美術家の「舘鼻則孝」氏を招き、氏の筆による新たな令和版浮世絵「東海道五十七次」が完成しました。
会場は情緒ある石畳の小道が点在する町、東京・神楽坂。
その神楽坂花柳界の中心であった老舗料亭「千月(ちげつ)」が展示会場となります。
なお、今回の制作物とは別に、舘鼻氏オリジナルの貴重な作品もあわせて展示します。
概要は以下の通りです。
■令和版浮世絵「東海道五十七次」 全60図完成記念展示会 開催概要
名称:令和版浮世絵「東海道五十七次」 全60図完成記念展示会
会場:料亭「千月(ちげつ)」 東京都新宿区神楽坂3-1
交通:東京メトロ南北線、有楽町線 飯田橋駅B4b口 徒歩3分
会期:11月21日(木)~11月24日(日) 12:00~19:00 入場無料
内容:東海道 日本橋~大阪(高麗橋)までの全60図の展示/
舘鼻則孝氏オリジナル作品の展示
絵師:現代美術家 舘鼻則孝氏
彫師:東京伝統木版画工芸協同組合所属の若手職人たち
摺師:東京伝統木版画工芸協同組合所属の若手職人たち
主催:東京伝統木版画工芸協同組合 https://edohanga.jp/
■舘鼻則孝氏(たてはな のりたか) プロフィール■
1985年、東京都生まれ。
東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒。
卒業制作として発表したヒールレスシューズは花魁の高下駄から着想を得た作品として、米国歌手のレディー・ガガが愛用している。
現在は現代美術家として、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。
主な展覧会には、「Future Beauty」(東京都現代美術館、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)、「Items: Is Fashion Modern?」(ニューヨーク近代美術館、2017)、「和巧絶佳」(パナソニック汐留美術館、2020)、個展「Distance」(山口県立萩美術館・浦上記念館、2023)などがある。
2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開している。
作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されている。
また昨年に続き、東京都が主宰する「江戸東京きらりプロジェクト」の一環として企画され、東京の伝統産業に焦点を当てた展覧会「江戸東京リシンク展」(旧岩崎邸庭園、2024)の展覧会ディレクターを務めている。