岡部は、STEAM教育の考え方を遊具に取り入れ、遊びによって子どもたちの能力発達をうながすことができるあそび空間の創出を目指します。
岡部「STEAM教育」
岡部は、STEAM教育の考え方を遊具に取り入れ、遊びによって子どもたちの能力発達をうながすことができるあそび空間の創出を目指します。
STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5つの分野を統合的に学ぶもので、理系や文系の枠を横断して学び、問題を見つける力や解決する力を育む学習です。
文部科学省もSTEAM教育を推進しており、学校のカリキュラムに取り入れる動きが進んでいます。
▼導入場所、実績数
2023年度までに、国内でも最大の1,000m2越えの室内ネット遊具、メディア内での施設施工受託をはじめ、全国各地に300件以上の遊具の設置を実施しました。
株式会社岡部は、遊具メーカーとして、世界で活躍できる人材の育成に貢献することを目指し、子どもの遊びを通じた成長を支援する産学協同研究プロジェクトを積極的に推進しています。
このプロジェクトでは、心理学者、教育学者、医学の専門家など、各分野で活躍する研究者と緊密に連携し、子どもの知育、身体的発達、社会性の育成に寄与する革新的な遊具の開発を目指しています。
同社では、遊具を単なる娯楽としてではなく、子どもの発達において重要な役割を果たすものと捉えています。
そのため、年齢や発達段階、個々の能力に応じた遊具作りに取り組み、遊具を通じて自然な成長を促すデザインに注力しています。
さらに、国際的な教育トレンドを取り入れ、文化的背景に配慮した遊具の企画や設計も行っています。
これまでに、国内外の施設で毎年約60件の遊具を導入するなど、施設環境整備に貢献してきました。
▼岡部の遊具開発
・金沢大学の有賀 三夏氏と共に、ハーバード大学の“多重知能理論”を取り入れた遊具の開発を行い、さらにその遊具を使った遊びの実践を通じて効果の検証を実施しています。
・函館工業高等専門学校の下郡 啓夫教授と共に、世界をリードする人材を育成するための“STEAM教育”の考え方を遊具に取り入れる研究に取り組んでいます。
■函館工業高等専門学校 一般系教授 下郡 啓夫教授
STEAM教育、多重知能理論、論理的思考
日本STEM教育学会のSTEAM教育研究会SIG研究代表や編集委員会編集委員、PLIJ(一般社団法人学びのイノベーション・プラットフォーム) STEAM Curator など多くのSTEAM教育関連の委員会に参加。
■金沢大学 融合研究域融合科学系講師 有賀 三夏講師
多重知能理論、アートセラピー、芸術教育
画家
アートセラピー研究者
金沢大学講師
2009年よりハーバード教育学大学院
多重知能理論研究プロジェクト・ゼロに参加。
▼遊具にかける想い
遊具の価値は、子どもが自ら発見し、創造する『自発性』を引き出し、『生きる力』を育む点にあると考えています。
しかし、現状では、安全性や安心感が重視される一方で、遊具が持つ面白さを出し切れないという場合も少なくありません。
本来、遊具は子どもの心と身体の成長をサポートする役割を担うべきです。
同社は、遊具を通じて子どもたちのコミュニケーションを促進する空間を作り出し、新たな遊具の価値を社会に発信していきます。
そして、子育て支援や教育現場での活用を広げ、子どもたちの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
■株式会社岡部について
株式会社岡部は総合建設業という核になる事業に加え、既存事業のノウハウを活かした新規事業に対して積極的にチャレンジするなどチャレンジスピリットを大切にしています。
社員一人一人の成長が企業の成長になると考えており、社員の成長を促す人事制度と教育制度を取り入れています。
同社のものづくりのスケールの大きさは、大きな達成感を得ることができます。
土木・建築工事の他、子どもたちの笑顔をつくる空間創造企業として、全国の遊び場の遊具の設計製造施工・点検を行っています。
また、若手技術者数は県内トップクラスで、10、20代は3割弱、30代までは全社員の4割にものぼります。
◯過去の新卒採用実績
2024年:5人、2023年:9人、2022年:8人、2021年:5人、2020年:3人、2019年:3人