JAIMAは、2024年7月25日(木)に日本科学未来館で開催した中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2024」の実施内容を公開します。
JAIMA サマーサイエンススクール2024
JAIMAは、2024年7月25日(木)に日本科学未来館で開催した中・高校生向け分析機器体験実習「JAIMA サマーサイエンススクール2024」の実施内容を公開。
■「JAIMA サマーサイエンススクール」とは
主に首都圏の中・高校生を対象に、参加した皆様に実際に分析機器を操作体験してもらうことで、様々な産業を支える基盤となっている分析機器および技術についての理解を深め、科学技術への関心を高めてもらうことを目的としたものです。
2011年5月に開催された「ICAS 2011 公開講座」をきっかけに、JAIMA技術委員会の企画として2012年より開催しています。
COVID-19影響下、2020年は開催中止、2021年はオンライン開催となり、参加校・人数も限定されたイベントになりましたが、2022年以降は従来と同じ日本科学未来館で現地開催となり、2024年は第12回となりました。
■開催当日の様子
JAIMA会員から構成される技術委員会の各協力企業など14社により18機種の分析機器を稼働させ、2024年は50名の参加があり、参加者を3名の小グループに分け、グループごとに1機種の装置を1時間ずつ、計3機種の装置の概要説明、操作体験実習を行いました。
実習は、参加者の皆様が主体的に考え、装置を自ら操作することに主眼を置いて進められ、対面実習で企業担当者と楽しそうに会話し、そして真剣に取り組む姿が印象的でした。
自由に各企業テーブルを訪問する45分間のフリータイムを2023年から実施しています。
時間一杯まで企業担当者と参加生徒の質疑応答も見られ、非常に好評でした。
また、実習の冒頭に日本化学会 フェロー 元東洋大学教授 柄山 正樹先生より演題「共通テストと機器分析」にてご講演をいただきました。
大学入試の傾向と対策的な内容ではなく、“学ぶ”ことに対する考え方を示していただき、中・高校生にとって良い刺激となる内容でした。
本サマーサイエンススクールと“一般向け体験コーナー”を併設し、2024年は卓上走査電子顕微鏡の実機体験を実施、海外からの来場者を含め、多くの方に分析機器に触れていただきました。
【参加者の感想】
・何か新しいことを成し遂げるためには、個々に知った知識をどう繋げて行くかが大切だとわかり、自分で日々思考を広げていくことを大切にしたいと思いました。
・化学への理解や学習へのモチベーションが、今までより向上することができました!