ハンチャンコーポレートは、2024年7月に和菓子木型のレプリカを販売する新事業「和!駕知 WA!GACHI」を開始し、サイトえおオープンしました。
ハンチャンコーポレート「和!駕知 WA!GACHI」
■「和!駕知(R) WA!GACHI(R)」の和菓子木型レプリカの特長
(1)伝統ある和菓子の木型を再現
和菓子店で実際に使用されていた和菓子の木型を3Dスキャンしたデータを用いて再現。
精巧に作られた和菓子木型の細やかな形状を生成しています。
和菓子店の伝統を感じさせる木型の本体と蓋との合わせ目印などはなるべく再現し、反りなどは道具として修正が必要なものは、データ化の段階で修正を行います。
(2)材質は天然木材を使用
和菓子木型のレプリカの素材は、日本産のミズメや、北米産のブラックチェリーをはじめ、カバザクラなどの天然木材を使用しています。
(3)松竹梅や鯛、菊など縁起物の和菓子木型が豊富
松竹梅や鯛など、贈答用の和菓子を作るときに必要な和菓子木型のレプリカを種類豊富に用意して、今後はさらに和菓子店と多く提携し種類を増やす計画です。
日本の文化を感じさせる本商品は、インバウンドの外国人の利用者が多いお店のインテリアにも活用できます。
■和菓子木型の魅力と歴史
(1)和菓子木型とは干菓子などを作るときに使う菓子道具
和菓子の木型は、和菓子の干菓子や生菓子を作る際に用いられてきました。
落雁をはじめ、金平糖、練切や饅頭などを作るときにも幅広く利用されています。
和菓子木型は木彫り職人たちの繊細な技術がつまった芸術的な工芸品の側面もあわせもちます。
(2)和菓子の木型の歴史
平安時代ごろには、木型を使った和菓子の原型があったという記録があります。
江戸時代には、和菓子の木型がバリエーション豊かに発達し、鯛の木型なども現れました。
江戸後期の文政期には、造形やバランスの整った和菓子木型が数多く登場し、明治以降にも鯛や亀、四季折々の草花などなどさまざまな和菓子木型が作られました。
(3)2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録
2013年に、和菓子を含む和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
合同会社ハンチャンコーポレートは、日本の伝統的な和菓子を支えてきた和菓子木型を守るために、保存と流通に取り組んで、国内外に魅力を伝えていきます。