彩りの多文化に出会う!滋賀県立陶芸の森 陶芸館「躍動するアジア陶磁-町田市立博物館所蔵の名品から-」

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滋賀県立陶芸の森 陶芸館では、特別展「躍動するアジア陶磁-町田市立博物館所蔵の名品から-」を2024年9月14日(土)より開催します。

 

滋賀県立陶芸の森 陶芸館「躍動するアジア陶磁-町田市立博物館所蔵の名品から-」

 

 

会期  :2024年9月14日(土)~12月8日(日)

※月曜日休館

(9月16日・9月23日・10月14日・11月4日(月・祝)は開館し、

翌日振替休館)

会場  :滋賀県立陶芸の森 陶芸館

観覧料 :一般850円(680円)、高大生640円(510円)、中学生以下無料

※( )内は20人以上の団体料金

主催  :滋賀県立陶芸の森

協力  :町田市立博物館、京セラ株式会社、一般社団法人甲賀市国際交流協会、

公益財団法人滋賀県国際協会

後援  :滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、甲賀市、京都新聞

企画協力:AsHI

 

滋賀県立陶芸の森 陶芸館では、特別展「躍動するアジア陶磁-町田市立博物館所蔵の名品から-」を2024年9月14日(土)より開催。

 

■展覧会概要

1973年に開館した町田市立博物館(現在休館中*)は、国内最大級の東南アジア陶磁と、優れた中国陶磁コレクションを所蔵しています。

本展は、そのコレクションから東南アジア陶磁器とそれに関連する中国陶磁器、また国内でも名高い中国ガラスコレクションから選りすぐりの作品、あわせて150点で紹介します。

多くの民族が盛衰を繰り返してきた東南アジア。

中国とその影響のもとで、時代や地域ごとに多様な発展を遂げた東南アジア陶磁を、技法や色彩による横断的な視点から取り上げ、躍動するアジア工芸の魅力を楽しめます。

*2027年に町田市立国際工芸美術館(仮称)として開館を予定

 

■見どころ

(1)国内最大級の東南アジア陶磁コレクションに触れる機会!

(2)多様なアジアの文化をスタイルで紹介!

(3)巡回地の中で、中国ガラスの展示は同館のみ

 

■展覧会構成

【1章 東南アジア陶磁の黎明】

<展示件数:ベトナム5点 中国4点 タイ5点 クメール1点 ラオス1点 計16点>

10世紀まで中国の統治を受けていたベトナムでは、中国の影響を強く受けた陶磁器が発達しました。

この他の東南アジアの地域では、主に釉薬を施さない土器が使われました。

本章では、のちの東南アジア陶磁の基礎となる、これら黎明期の陶磁器を紹介します。

 

「紅陶白象嵌瓢形瓶」タイ・ラーンナー王国(14-15世紀)

「青磁天鶏壺」中国・南朝(5世紀)

 

【2章 淡緑と褐色の造形】

<展示件数:クメール15点 計15点>

9世紀にカンボジアで勃興したクメールは、12世紀にインドシナ半島の大半を治める大帝国に発展し、他に類を見ない陶磁文化が栄えました。

本章では、クメールで作られた独特なスタイルを持つ陶磁器を紹介します。

 

「灰・黒褐釉人面瓶」クメール(11-12世紀)

「灰釉兎形壺・黒褐釉兎形壺」クメール(12-13世紀)

 

【3章 色の競演】

<展示件数:ベトナム22点 中国2点 計24点>

ベトナムの民族王朝である李朝と陳朝では、中国宋時代の陶磁器の影響を受けつつ、白・緑・茶などのカラフルな陶磁器が作られました。

本章では、それらに影響を与えた中国陶磁と併せて紹介します。

 

「白磁蓮弁文壺」ベトナム・李朝(11-12世紀)

「青白磁唐子文鉢」中国・南宋 (12-13世紀)

 

【4章 多彩な青磁】

<展示件数:タイ7点 クメール1点 中国9点 ベトナム4点 ミャンマー1点 計22点>

中国で作られた青磁は各国で珍重され、のちに東南アジアで窯業技術が発達すると、各地で個性的な青磁が作られるようになります。

本章では、中国および東南アジア各地で作られた青磁を一堂に並べます。

 

「青磁鳥形水注」タイ・スコータイ~アユタヤ朝(15世紀)

「青磁花文盤」中国・元(13-14世紀)

 

【5章 黒の表現】

<展示件数:タイ14点 中国6点 ベトナム4点 ミャンマー1点 計25点>

中国では3世紀から鉄顔料で絵付けをする「鉄絵」の技法が確立され、14世紀以降東南アジア地域にその表現が広がりました。

本章では、中国と東南アジア陶磁の鉄を用いた様々な黒釉の表現を紹介します。

 

「鉄絵魚文盤」タイ・スコータイ~アユタヤ朝(15世紀)

「鉄絵牡丹唐草文瓶」中国・遼(11-12世紀)

 

【6章 多彩の美】

<展示件数:中国8点 ベトナム22点 ミャンマー3点 計33点>

14世紀に中国で青花が開発され、のちにベトナムにも伝播します。

また、アジア各地で緑・赤・黄など多彩な絵付けが行われます。

本章では、様々な色を用いて彩られた中国と東南アジア陶磁を紹介します。

 

「青花象形水注」ベトナム・黎朝(15-16世紀)

「白釉緑彩鳥文盤」ミャンマー・ペグー~タウングー朝(15-16世紀)

「青花牡丹文盤」ベトナム・黎朝(15世紀)

 

【番外編「新たな輝きと色彩-中国ガラス」※巡回地の中で同館のみ展示】

<展示件数:色ガラスや多彩な鼻煙壺などのガラス作品 15点>

 

「白地青被葡萄栗鼠文瓶」中国・清(18-20世紀)

「白地多彩猫菊蝶文鼻煙壺」中国・清(18-20世紀)

 

■関連行事

(1)記念講演会「旅するアジアの文化、その魅力に迫る!」【事前申込・無料】

・講師:町田市立博物館 学芸員 新井 崇之氏

・日程:令和6年11月9日(土) 14時~15時30分

・会場:滋賀県立陶芸の森 管理棟 視聴覚室

 

(2)関連体験講座「~ちょっとした花あそび~どうぶつ花びんをつくろう!」【事前申込・抽選制】

・講師:武 二香氏(愛知県豊田市)

・日時:令和6年9月21日(土) *午前の部 10時~12時/午後の部 13時~15時

・定員:30人(午前の部・午後の部とも各15人) 参加料:2,500円

 

(3)ギャラリートーク【申込不要・入場券要】

・日時:令和6年9月22日(日)、10月13日(日)、11月17日(日)

*各日程とも13時30分~(約1時間程度)

 

 

■同時開催

陶芸館ギャラリー【入場無料】

「森で生まれた東南アジアの美」

・会期 :令和6年9月14日(土)~12月8日(日)

・出展数:約13点(参加作家:6か国6~7人[予定])

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