「いわて蔵ビール」がイギリスで開催された<WORLD BEER AWARDS 2024>にて5品種出品し、全品種が入賞しました。
いわて蔵ビール「WORLD BEER AWARDS 2024」5品入賞
「いわて蔵ビール」がイギリスで開催された<WORLD BEER AWARDS 2024>にて5品種出品し、全品種が入賞!
うち、三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)が、スタイル別世界1位(World's Best Beer)に選ばれました。
2021年レッドエールと禁酒時代のヒール(ノンアルコールビール)がそれぞれスタイル別世界1位、2022年も連続でレッドエールがスタイル別世界1位になり、2023年はショコラスタウトがスタイル別世界1位を受賞、そして2024年も受賞し、4年連続世界1位を受賞しました。
【三陸牡蠣のスタウト(オイスタースタウト)とは】
19世紀から20世紀の変わり目に、イングランドのコルチェター・ブルーイング社が「オイスターフィースト・スタウト」というビールを醸造し、毎年オイスターの季節に売り出したのが始まりです。
その後いくつかの醸造所で生産され、一時はイギリスからアジア・アフリカ・アメリカにまで輸出していました。
しかし、1960年代後半に生産が中止され、約30年間は製造されなかったのですが、最近アメリカで復活していました。
また、黒ビールと牡蠣の取り合わせが美食家に流行しだしたのは、それより昔の1759年に「ギネススタウト」が生まれたからです。
オイスターのデリケートな潮の香りとスタウトの強い麦芽風味は口の中で非常に絶妙なハーモニーを奏でるため、この2つの酒と料理の組み合わせがもっとも理想的なサンプルになったからです。
(世界ビール辞典より引用)
いわて蔵ビールでは、陸前高田広田湾の牡蠣を使用し、2003年から醸造しています。
過去に、アメリカで開催されたワールドビアカップでシルバー、ブロンズを受賞しました。
牡蠣の殻と身を使用して醸造していますが、殻からは海のミネラルが発酵を手助けし、よりよい口当たりのビールになります。
身の方は泡もちや、黒ビールに旨味をプラスし、奥深い味の黒ビールになります。
岩手だからできた、岩手の自然の恵みのビールです。
イギリスで生まれたスタイルのビールであり、エールビールの本場イギリスで評価されたことがさらに嬉しさを倍増。
【WORLD BEER AWARDS 2024とは】
・英国パラグラフ・パブリッシング社が年に1度行うビールの世界的コンペティション。
・審査段階は、Round1とRound2、Round3に分かれている。
Round1:スタイル別における各国代表を決め、「カントリーウィナー賞」を選抜
→今回はこのRound1を勝ち上がり、カントリーウィナー賞(=日本代表)となりRound2への進出権利を獲得(同社は、ショコラスタウトと三陸牡蠣のスタウトが選出)
Round2:各国の代表が競いスタイルごとの世界最高となる「ワールドベストスタイル」を選抜(同社はショコラスタウトが選出)
Round3:ワールドベストスタイルから、スタイルを統合する9つのカテゴリーのトップを選ぶ「ワールドベストカテゴリー」が決定
※「カントリーウィナー賞」はエントリーが少なければ誰もがウィナーになれるものではなく、基準得点を満たして初めてその称号が与えられる。
※昨年度(2023年度)は50ヵ国以上から3,200以上が出品。
2024年の日本からのエントリー数は100銘柄以上で、Round1を潜り抜けて日本を代表する「カントリーウィナー賞」に選ばれたビールは24銘柄でした。
このほか2024年出品したビールと受賞は下記のとおりです。
●禁酒時代のヒール(ノンアルコールビール)
完全にアルコールゼロ%のノンアルコールビール。
コロナ禍で開発したビールです。
・カントリーウィナー賞
・ジャパンゴールド受賞
●鹿踊りIPA(セッションIPA)
遠野のホップIBUKIを使用して醸造したビールです。
・ジャパンゴールド受賞
●レッドエール
アイリッシュスタイルレッドエール、過去二回世界1位を受賞していますが、2024年は残念でした。
・ジャパンシルバー受賞
●桜嵐IPA~PinkTyhoon~
桜の香りのするIPAスタイルのビールです。
・ジャパンブロンズ受賞