小児はりのなぜ?なに?がわかる!『刺さない小児はり ベビーてい鍼』(著:夕部智廣)

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ゆうべファミリー治療院の院長である夕部智廣は、今回、書籍『刺さない小児はり ベビーてい鍼』を、2024年7月20日に静風社から出版します。

 

『刺さない小児はり ベビーてい鍼』(著:夕部智廣)

 

 

著者 :夕部智廣

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発行 :静風社
http://www.seifusha.co.jp/

定価 :2,860円(税込)

判型 :A5判

頁数 :204頁

ISBN :978-4-9912952-9-4

発行日:2024年7月20日

 

ゆうべファミリー治療院の院長である夕部智廣は、今回、書籍『刺さない小児はり ベビーてい鍼』を、2024年7月20日に静風社(所在地:東京都千代田区、代表:岡村静夫)から出版。

子どもへの鍼灸「小児はり」。

もしかすると、どこかで名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。

「小児はり」は、一説には江戸時代から続くといわれる歴史ある療法です。

しかし、その内容やどのようなときに利用すれば良いのかは、多くの方にあまり知られていない現状があります。

そこで、著者の夕部智廣は、古くから日本に伝わる小児はりの技法をベースに、現代の子どもの体質や保護者の価値観に合う方法として『ベビーてい鍼(R)』を開発し、その内容を本書にまとめました。

 

■歴史は古いが、あまり知られていない『小児はり』

世の中に子どもへの施術方法は色々ありますが、小児はりは0歳児でも施術が可能な軽微な刺激で、国家資格の鍼灸師か医師のみに許可された施術です。

そのため、繊細な子どもの心身をアプローチするにあたっては、より安全面でも優れている施術だと言えます。

明治時代や昭和初期の大阪では、小児はりは夜泣きやかんしゃくをはじめとする子どもの日常の不調によく利用されていたようです。

しかし、現在は全国的に見ると、小児はりのできる鍼灸師は増えつつありますが、一般の子育て世代にはまだあまり広くは浸透していません。

その背景には、小児はりについての文献や書籍が少ないことなども、要因のひとつだと考えられます。

そこで、著者の夕部智廣は、鍼灸師はもちろん保護者にも役立つ書籍として『刺さない小児はり ベビーてい鍼』を執筆しました。

 

刺さない小児はり ベビーてい鍼

 

■実は、現在の子育て問題へのニーズが高い小児はり

育児ノイローゼや児童虐待が深刻化しやすいひとつの問題点として、保護者に「相談できる相手がいない」「相談できる場所がわからない・知らない」という背景が考えられます。

そんな中でも、小児はりのできる鍼灸院は、子育ての負担や不安に悩んでいる保護者にとって、一度来院してみると比較的敷居が低く、心身の不調から育児や生活の悩みまで相談しやすい場所として機能しています。

なぜなら小児はりは、0歳児から施術可能で、子どもの食べる、寝る、便を出す、機嫌が良くなる、自律神経を整える、といった心身の状態を健やかに保つことの強化を目的としているからです。

つまり保護者のご相談で多い、夜泣き・かんしゃく・肌荒れ・便秘・食べムラ・チック・おねしょ・不登校など、病気未満の不調(未病)全般のサポートに役立つということです。

 

このような困りごとは、病院だけでは改善の見通しが立ちにくいことや、「様子を見て」と言われて処置をしてもらえないことなどもあり、病気ではないにしても、保護者にとっては解決の道筋が見えにくく、子育ての負担や不安が大きくなることがよくあります。

特に近年では不登校や成長発達の悩みをきっかけに、保護者が小児はりを知るケースも増えています。

小児はりのやさしく繊細な技術と東洋医学ならではの視点で、病気未満の不調(未病)をサポートすることで、保護者の子育ての負担や不安の軽減になり、育児ノイローゼの予防にもつながります。

 

小児への施術風景

 

■本書は、子育て中の保護者にも役立つ内容

本書の内容は、一見すると鍼灸師向けですが、子育て中の保護者の方が読んでも役立つように、わかりやすい表現で書いています。

例えば、

・小児はり鍼灸院を選ぶ基準

・何を目的にどのような施術をしているのか

・子どもの不調とどのように付き合えば良いのか

・子どもの心理学

・家庭での養生法

など、保護者をはじめ、子どもに関わる全ての人に役立つ内容をお伝えしています。

 

ベビーてい鍼の講座風景

 

■大人にも適応する施術

本書で紹介している『ベビーてい鍼』は、乳幼児はもちろん大人への施術にも適応します。

大人でも刺す鍼が苦手な方、アーティストやアスリートなど繊細な感覚をお持ちの方には、刺す鍼以上に良い反応が得られることも多いです。

刺す鍼が苦手な方も、本書を読んで、刺さない鍼の理解を深めていただくと体や心のケアをする際の選択肢が広がります。

 

大人への刺さない鍼施術

 

■まず知ることからはじめてみませんか

大切なわが子に、よくわからない施術をさせたくないのは、子どもを守るための自然な親心と重要なリスクマネジメントだと思います。

本書を通して、小児はりへの理解が深まり、悩みの解決につながりそうであれば、小児はりを子育ての一部に取り入れる選択肢のひとつに加えてみてください。

少しでも今の育児の負担や不安が減ることを願っています。

 

 

■著者 夕部智廣(ゆうべともひろ)

ゆうべファミリー治療院 代表

鍼灸師・公認心理師・保育士・登録販売者・3児の父親

 

現在、兵庫県明石市で、ゆうべファミリー治療院の代表として、大人や乳幼児への施術の提供を行う傍ら、鍼灸学校の神戸東洋医療学院で小児はりの授業を担当する。

また、刺さない小児鍼『ベビーてい鍼(R)』を考案し、ベビーてい鍼の講習会を全国各地の鍼灸師に向けて行っている。

さらに、公認心理師で、NLP(神経言語プログラミング)のトレーナーであり、NLPリレーションシップラボを主催し、医療職や支援職のための対人コミュニケーションの勉強会などを開催している。

『ママが楽になるとアトピーが治る』(サンルクス)、『夜泣き・かんしゃくがおさまる!魔法のねんねタッチ』(秀和システム)、『親子のミスコミュニケーションを防ぐ 効果的なNLPのテクニックと五行気質分類』(柘植書房新社)といった子育て関連の書籍を出版している。

 

著者近影

 

■書誌情報

タイトル:『刺さない小児はり ベビーてい鍼』

 

【目次】

序章 病院と家庭の中間的存在として

第1章 小児はりとは

第2章 子どもの身体特性と子どもへの対応

第3章 ベビーてい鍼 子どもへの検査法

第4章 ベビーてい鍼の道具と家庭のセルフケア

第5章 ベビーてい鍼の手技

第6章 主な症状別注意点

第7章 保護者への対応

第8章 小児はり鍼灸院の作り方

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