プロテックエンジニアリングは、今回、落石調査に関わる業務の効率化を目的とした『落石調査アプリ』を2024年6月24日(月)にリリースしました。
プロテックエンジニアリング『落石調査アプリ』
リリース日: 2024年6月24日(月)
アプリ名 : 『落石調査アプリ』
主な機能 : 調査対象の平面図の同期
調査対象の平面図のキャリブレーション
落石位置の自動取得・平面図プロットおよび調整
落石調査票の入力・保存
落石写真の撮影・保存
調査メモの追加
AR(拡張現実)メジャーによる自動計測
URL : App Store(iOS)
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%90%BD%E7%9F%B3%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id6468971315
※対応機種はiPhoneのみとなります。
(iPhone SE第2世代以降/iOS 15以上を推奨)
※アプリでの落石調査開始前に、PCを用いて管理画面上での一部作業が発生します。
プロテックエンジニアリングは、今回、落石調査に関わる業務の効率化を目的とした『落石調査アプリ』を2024年6月24日(月)にリリース!
今後、全国各地の落石調査業務で活用いただけるよう、App Storeで無料提供を開始しました。
自然災害対策製品メーカーである同社は、幾度となく落石調査業務に携わってきました。
そこで、安全に落石調査を行える世の中を創造していきたいという思いと、作業の自動化・省略化により生産性を向上させたいという狙いで『落石調査アプリ』の開発に至りました。
『落石調査アプリ』は、現場で情報入力や確認を行うiPhone用アプリと、事務所で事前準備や資料出力を行うPC用管理画面から構成されます。
このアプリを用いることで、「現場での調査」や「事務所での資料作成」といった作業を安全、かつ効率的に実施することができます。
実際に同社でアプリを使用して落石調査業務を実施し、従来の方法と比較して40%の作業時間の削減を実現しました。
今回、アプリを無料提供することで、国内での落石調査業務の効率化はもちろん、その先にある生命や財産、環境を守る落石対策事業の更なる発展を目指していきます。
■落石調査とは
国土の約75%が山地の日本は、落石災害が多い国です。
落石から生命や財産、環境を守るため多数の落石対策が講じられています。
落石対策を実施する際には、事前に落石調査が行われます。
対策が必要な斜面で、人の手で「石の安定度」や「落石規模」「斜面の状態」などを細かく確認していきます。
足元が不安定な斜面、かつ落石発生危険箇所での調査であり、常に危険が伴います。
そして、現場で調査した内容をもとに、事務所で資料作成が必要となり、落石調査業務は多くの作業時間を要します。
■アプリを使用することで得られる効果
現場での調査業務において、従来の方法では、現地図面や調査票、カメラなどの調査道具を使用します。
危険な斜面上で、複数の調査道具を所持した状態で、手書きでの調査票記入や写真撮影が必要になります。
アプリを使用すると、iPhone上で情報入力、写真撮影が完結します。
調査に必要な道具を最小限に抑えることができ、斜面上でも安全に作業できます。
事務所での資料作成業務において、従来の方法では、調査票に記入した内容をもとにデータ入力や写真整理を行い、資料を作成します。
アプリを使用すると、調査結果はPC用管理画面からまとめて出力することができます。
従来調査後に行っていたデータ整理が不要なため、作業時間を大幅に削減できます。
■プロテックエンジニアリングについて
プロテックエンジニアリングは、これまで落石や崩壊土砂、雪崩、土石流といった自然災害対策製品を開発し、全国で3,200箇所以上の販売実績を誇る自然災害対策製品メーカーです。
同社の原点は「開発する」であり、「開発する」ことを通じて、社会状況から発するさまざまな課題の解決に挑み続けています。
今回リリースした『落石調査アプリ』も、落石調査業務における課題に挑戦したことで開発されました。
今後も、経営理念「自然災害対策技術の革新で社会に貢献する」のもと、多くの災害対策製品を開発し、国土の保全および快適な生活環境の継続を社会に提供できるよう、挑戦を続けていきます。