テクサーは、アジアメデカ元気事業団と共同開発した最新のスクールバス乗車管理システム「AiBus」を、2024年6月1日より浦和学院で運用開始します。
テクサー スクールバス乗車管理システム「AiBus」
「AiBus」は、学生の安全な通学をサポートするために設計されたシステムで、ICカードや二次元コードを用いた乗車記録機能を備えています。
学生がバスに乗車する際にICカードをタッチすることで、乗車記録が自動的に保存され、学校管理者がリアルタイムで確認できる仕組みです。
浦和学院では、学校業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として「AiBus」を導入しました。
従来、約1,500名の学生のバス乗車管理を紙の乗車券で行っており、非常に非効率的でした。
このシステムにより、紙の乗車券に代わるデジタル管理が可能となり、大幅な効率化が期待されます。
「AiBus」の主な機能は以下の通りです:
- リアルタイム乗車管理:学生の乗降状況をリアルタイムで確認可能です。
- 安全管理:学生が規定外のバスを利用した場合に通知します。
- データ分析:バスの運行状況や乗車データの詳細な分析を行います。
また、以下のような特長があります:
- 簡単なICカード利用:学生が乗車時にICカード学生証をタッチするだけで、乗車を記録・確認できます。
- 管理プラットフォーム:学生データの登録、バスごとのAiBox設置、リアルタイム情報確認を管理プラットフォームで一元管理します。
- AiBox:NB-IoT通信方式を使用し、LEDランプとブザーで受信通知。
簡単に設置でき、信頼性の高い通信が可能です。
「AiBus」システムの構成は以下の通りです:
1. ICカード:学生がバス乗車時に使用し、乗車情報を記録します。
2. AiBox:各バスに設置され、ICカードの読み取りとデータ送信を担当。
NB-IoTを利用し、低消費電力で長期間の運用が可能となります。
3. 管理プラットフォームAiManager:学校管理者が利用するウェブベースのツールで、リアルタイムで学生の乗降状況を監視し、データ分析を行います。
今後、株式会社テクサーと株式会社アジアメデカ元気事業団は、浦和学院での成功を基に「AiBus」を他の学校にも展開する計画です。
これにより、さらに多くの学校がDXを推進し、学生の安全と利便性を向上させることが期待されます。