フォレスト出版は、『はかどる技術』(著者:鈴木邦成)を2024年5月22日に発売しました。
『はかどる技術』(鈴木邦成)
書名 : はかどる技術
著者 : 鈴木邦成
ページ数: 296ページ
価格 : 1,815円(税込)
出版社 : フォレスト出版株式会社
ISBN : 978-4866802763
発売日 : 2024年5月22日
■■物流と同じように、仕事や人生設計の「滞り」を解消する■■
「人並みに努力はしているつもりだけど、結果が出ない」
「スケジュール管理に苦労している」
「仕事にも人づきあいにも疲れてしまった」
「会社の人間関係がストレスになっている」
「忙しすぎて自分の時間が持てない」
向上心のある人ほど、こんな悩みを抱えているはず。
物流・ロジスティクスの専門家である著者は、その原因を「滞り」にあると語る。
物流にピークやオフピークがあるように、仕事や人生設計も、わざわざピーク状態をつくり出すようなスタイルで行動すれば、大きな滞りが発生して非効率になるというわけだ。
つまり、いかにピークを避けて滞りを解消していくかが、頭のいい人の時間管理や仕事術につながっていくということ。
実際、学生・社会人を問わず、悩みのほとんどは「滞りをなくす」という視点から物流のセオリーを当てはめていくと解決できる。
そこで本書では、専門のロジスティクス工学に加え、最新の行動経済学なども取り入れて、時間・仕事・勉強・人づきあい・人生設計・お金……などのさまざまなシーンやテーマにおいて、最小限の努力で最大限の成果を引き出せる考え方を伝える。
■■圧倒的逆張り、非常識なアドバイスこそ、ブレイクスルーを生む■■
本書ではロジスティクス工学と行動経済学をベースにした滞り解消法を伝えるが、それらはことごとく、これまで語られてきた「いいこと」とは真逆の主張になっている。
たとえば、「朝は仕事の効率が上がる」と書いてある本はごまんとあるが、早朝は1日の中で何をするにもピークが集中する時間帯。
滞りがある限り、ある時間帯に仕事や勉強を詰め込んでも、別の時間帯にしわ寄せが発生。
「結局、疲れてしまい、仕事は中途半端に終わった」とか「朝早く起きられずに計画を見直すことになった」ということになるのだ。
そこで本書では「一般的にいいこと・世の中の常識=古臭いバイアスの塊」と解釈し、真に効率化する次のような逆説的かつ具体的な方法を伝えていく。
◎納期・締切は月金以外の平日に
◎お酒を飲むなら火曜がベスト
◎挨拶・アイスブレイクは邪魔
◎朝活や朝カフェ勉強はするな
◎人生設計は遅いほどよい
◎メモは取るだけムダ
著者プロフィール
鈴木邦成 すずきくにのり
物流エコノミスト、日本大学教授。
一般社団法人日本ロジスティクスシステム学会理事、電気通信大学非常勤講師(経済学)。
専門は物流およびロジスティクス工学。
物流改善などの著書、論文多数。
普段から学生やビジネスパーソンから専門分野に関する相談を受ける一方で、就職、転職、資格試験の勉強方法、職場での時間管理や人づきあいなど、幅広い悩みについても意見を求められるという。
そうしたやりとりのなかで、物流・ロジスティクス工学の知見を、「仕事や人生の滞りをなくす」という視点から悩みに当てはめることで、思いがけない解決策を導けることに気づく。
本書には、そのロジックがふんだんに盛り込まれている。
主な著書に『トコトンやさしい物流の本』『入門 物流(倉庫)作業の標準化』『トコトンやさしいSCMの本』(いずれも日刊工業新聞社)、『シン・物流革命』(中村康久氏との共著、幻冬舎)、『物流DXネットワーク』(中村康久氏との共著、NTT出版)などがある。
◆もくじ
まえがき 最小限の努力で最大限の成果を
プロローグ 今日からあなたは「滞り」知らず
第1章 時間の滞りを解消する
第2章 仕事の滞りを解消する
第3章 勉強の滞りを解消する
第4章 人づきあいの滞りを解消する
第5章 人生設計とお金の滞りを解消する
あとがき 努力が空回りする人ほど伸びしろがある