デンマークのスポーツブランドhummelは、INAC神戸レオネッサとホームタウンの視覚障がい者支援に繋げる「点字シャツ」を発表しました。
hummel「点字シャツ」
デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、INAC神戸レオネッサとホームタウンの視覚障がい者支援に繋げる点字シャツを発表。
5月2日に行われたHOMEゲームで選手たちがウォーミングアップなどで着用しました。
神戸子ども応援デー
5月2日にノエビアスタジアム神戸で行われた2023-24 WEリーグ 第18節ちふれASエルフェン埼玉戦は、INAC神戸レオネッサが、神戸子ども応援デーとして開催。
幼稚園・保育園から中学校、支援学校まで神戸市の20校約2,000名が来場し、大声援を送りました。
ゴールデンウィーク期間中ながら平日開催となったこの日は、2,722名が声援を送りました。
2点目のゴールを決めた北川ひかる選手は、「5,000人くらいいるんじゃないかっていう大歓声で。
1試合途切れることのない応援にパワーをもらった」とそのすごさを表現しました。
一体感を感じられた点字シャツ
点字シャツは、ヒュンメルがサポートするクラブと協働で実施したチャリティーシャツ。
Jリーグのガンバ大阪、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、Bリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズも行い、INAC神戸で5クラブ目となりました。
デザインは、見えない、見えるにかかわらず、サポートするクラブを後押しする手拍子と女子サッカーへの愛を組み合わせたINAC神戸オリジナルに。
手のひらとハートの重なりの中にクラブマスコットキャラクターのらいかちゃんが隠れており、シャツを手にしたらいかちゃんも、「らいかがいるよ」と指をさして喜びました。
小学生時代に点字を学び、今も少し覚えがあるという高瀬愛実選手は、「シャツに隠れた柄を探して盛り上がったり、点字をなぞっている選手もいたりとチームでも好評でした。
ヒュンメルとのコラボ企画で、着用したちふれASエウフェン埼玉戦では、(同じヒュンメル契約選手の)北川選手と共にゴールをあげられたのもうれしかったですし、パワーになりました」と語りました。
試合後のセレモニーでは、全選手が点字シャツを着用。
北川選手は、「個人的にデザインが好きですし、選手たちからも可愛いという声を沢山聞きました。
昨年までは個人としてこのようなヒュンメルの企画に参加していましたが、2024年はクラブで参加できて一体感を感じました。
やっぱりみんなとスタジアムでこの点字シャツを着れることはすごくうれしかったです。
これこそエキーポ(スペイン語でチームや家族を意味)だなと思います」と、監督の目指すクラブを体現する企画になったと話しました。
今回着用した点字シャツのチャリティーオークションを予定しており、一般販売分と合わせて、その売上の一部をホームタウンエリアの視覚障がい者支援に繋げます。