ビーエイチエは、未利用資源の有効活用を目指すマッチングサイト「未利用資源バンク(R)」の本格稼働を開始しています。
ビーエイチエ「未利用資源バンク(R)」
未利用資源バンク(R):
https://www.miriyoshigenbank.com/
健康食品・サプリメントの原料開発・OEM事業を展開するビーエイチエは、2024年5月、未利用資源の有効活用を目指すマッチングサイト「未利用資源バンク(R)」の本格稼働を開始。
未利用資源バンク(R)は、農林畜水産物の規格外品や加工残さなどの未利用資源を抱える側とそれらを有効活用したい側をつなげるマッチングサービスで、無料で利用することができます。
これまで未利用資源の提供者のページを公開し、未利用資源を募集していましたが、今回、探索者ページを公開し、双方のやり取りが可能となりました。
登録できる未利用資源は、例えば、収穫時期を逃してしまった規格外の農産物、食品加工の段階で出た残り物、一定の地域では流通しているのに、一般的にはあまり知られていない農産物などの一次産品で、すでにホタテの貝殻やパイナップルの残さ、他にもメロン、豆苗、長ネギ、にんにくなど残り物が登録されています。
未利用資源探索者として会員登録をすることで、提供者とチャットを通じてやり取りを行うことができます。
このサイトを通じて、活用のアイディアが見つかり、使い道のなかったものが価値のあるものに生まれ変わるかもしれません。
未利用資源をお持ちの方は「未利用資源提供者」から、未利用資源をお探しの方は「未利用資源探索者」から会員登録をすることで、全て無料で使用することができます。
<未利用資源を活用した例>
(1) 椿油の絞り粕
日本有数の椿の産地・利島。
その利島の椿油を絞った後の廃棄するしかなかった椿の種子の絞り粕を研究し、機能性食品原料として活用した事例があります。
参考:ツバキ種子エキス末 | ビーエイチエヌ
(2) 孟宗竹
筍栽培のために植えられていた孟宗竹。
日本各地に放置された孟宗竹の竹害は森林荒廃の一因とされています。
その厄介者といわれる孟宗竹ですが、竹炭へ加工することで臭いや湿気の吸着・高い殺菌効果のほか、美容・健康の補助機能としても活用が見込めます。
他にも紙への加工、またメンマを作り、販売している事例もあります。
(3) エチゼンクラゲ
時に大量発生して漁業関係者を悩ませるエチゼンクラゲ。
長年、食材や肥料などにしようと研究がなされています。
その一例として、地球環境改善をはかる土壌改良材が、森林再生の立役者となっています。