2024年4月26日にオーストラリア・メルボルン - B Corp認証を取得し、レスポンシブル・ツーリズムにおける世界的リーダーとして知られるIntrepid Travelの最高経営責任者、James Thorntonが5月13日に来日します。
Intrepid Travel 2030年までの営業戦略を発表
今回の来日の目的は、スタッフやビジネスパートナーに「2030 Strategy(2030年に向けたグループ全体の戦略)」や日本での今後のビジョンを共有することです。
Intrepid Travelは2024年で35周年を迎えますが、2023年は過去最高の売上5億3,600万オーストラリアドル(約670億円)を達成しました。
2030戦略では、さらなる新規開拓と成長を目指し、2030年までにグループ全体で60万人の集客と13億オーストラリアドル(約1,298億円)の売上を目指します。
James Thornton氏は2023年を次のように振り返っています。
2023年、インターピッドは変革と革新に満ちた年において、これまでで最も強力な財務実績と最良のインパクト成果を達成しました。
私たちが達成したマイルストーンは、会社が新たな高みに到達するのに貢献しただけでなく、私たちのビジネスにまだ存在する素晴らしい可能性を際立たせました。
インターピッドが35年目を迎える中、私たちの物語はまだ書かれており、今後の数年間でさらに意味のある目的を持った旅行を創り出すことを目指しています。
2030 Strategyの具体的なアクションとして、「Leverage our core(Intrepid Travelの中核部分に投資)」、「Game Changers(大きな変革をもたらすもの)」、「More than tours(Intrepidがお客様の生活の一部となるため)」、および「Platform for success(システムや人材、ブランド構築)」の4つを掲げています。
核となるのは2つ目のアクションである「Game Changers」で、US市場への拡大(Project Lincoln)やTailer-Madeツアーの拡大(Project Swift)などがあげられます。
2030年戦略を発表する際に、James Thornton氏は次のように述べています。
私たちの世界はこれまでになくつながっているように見えますが、かつてないほど分断され、個人としても社会的に孤立しています。
私たちのデバイスやソーシャルメディアは、私たちを団結させるのではなく、むしろ引き離します。
その一方で、地球の未来は危機に瀕しています。
しかし、インターピッドは人々を分けるものよりも、人々を結びつけるものの方が多いことを知っています。
そして、旅行がポジティブな変化を生み出す能力と力を持っていることも知っています。
だからこそ、インターピッドの2030年の戦略的な目標は、これまで以上に多くの人々やコミュニティをさまざまな方法で結びつけることを基盤としています。
日本オフィスは2017年に開設しましたが、2023年は過去最高の486ツアーと8,524人の顧客数を記録しました。
2024年には、814ツアーと12,071人の顧客数を計画しており、アジアエリアでトップの売上を目指しています。
日本国内の既存市場を拡大するとともに、B-corpを意識したアクティビティを盛り込んだり、通常の観光地から離れた目的地へのユニークな旅行を提供するという新市場の開拓にも優先して取り組んでいます。