日本電業工作は、近年拡大する高速通信化と通信設備の高密度化に伴う低視認性アンテナのニーズの高まりに応じて、同社独自の低視認性、環境融合性に対応したアンテナ関連製品シリーズを新たに「NINJA ANTENNA(TM)」シリーズとしてブランド化し、販路拡大を行います。
また同ブランドに対応した携帯電話基地局の屋内用アンテナとして、LTE・5G(sub-6)・Wi-Fiの広い周波数に対応した「可視光透過(透明)アンテナ」を2機種新規開発し、「NINJA ANTENNA(TM)」シリーズラインナップに追加しました。
日本電業工作「NINJA ANTENNA(TM)」シリーズ
同社は近年、透明導電膜フィルムを活用した透明アンテナやフレキシブルでカモフラージュ可能なFilm Wrap Antenna (R)などの設置場所の美観外観を損ねない低視認性アンテナ(=環境融合型アンテナ)の開発を積極的に行ってきました。
今回、これらのアンテナ関連製品のもつ、目立たないという特徴と、日本国内外で高い人気を誇る「忍者」の持つ高い隠密性という特徴との類似性から、同社の環境融合型アンテナを「NINJA ANTENNA(TM)」としてブランド化しました。
今後は本ブランド製品のラインナップを開発拡大予定です。
NINJA ANTENNA(TM)ブランドロゴ
「NINJA ANTENNA(TM)」ロゴは同社のイメージカラーである赤字のANTENNAと電波マークと手裏剣、そして隠れた忍者を入れたデザインになっています。
今後、製品カタログなどの様々な場面で活用していきます。
NINJA ANTENNA(TM)ブランドアンバサダー「DENZO」
(C)日本電業工作株式会社
「NINJA ANTENNA(TM)」のアピールキャラクターとして「忍者DENZO」が就任しました。
今後の通信のさらなる高速化から、「素早い」+「忍者」+「アンテナ」の特徴を取り入れた親しみやすいデザインになっています。
今後「NINJA ANTENNA(TM)」をアピールするアンバサダーとして活用していきます。
NINJA ANTENNA(TM)ブランド該当製品
「NINJA ANTENNA(TM)」ブランド該当製品は以下の通りです。
・可視光透過アンテナ シリーズ(透明アンテナ)
・Film Wrap Antenna(R) シリーズ(フレキシブル、カモフラージュアンテナ)
・屋内天井隠ぺいアンテナおよび隠ぺい金具
今後の予定
既存製品および本ブランドと同時発表の新製品に加えて、今後もさらに「NINJA ANTENNA(TM)」ブランドを使用した製品ラインナップ、サービス、ソリューションを幅広く展開していきます
同ブランドは、2024年1月24日(水)~26日(金)の会期で東京ビッグサイトにて開催される第8回スマート工場EXPOの東日本電信電話 株式会社ブース(展示ホール:西3ホール、小間番号:W65-40)にて展示します。
同じく、2024年2月26日(月)~29日(木)の会期でスペインバルセロナにて開催されるMWC Barcelona 2024のJapan Pavilion(6E54 D-2)でも展示します。
NINJA ANTENNA(TM)シリーズ新製品2機種開発
「NINJA ANTENNA(TM)」シリーズとして新しい透明アンテナ2機種を開発し、ラインナップ化しました。
・LB対応2T2R可視光透過アンテナ VT-M0672-002
・HB対応4T4R可視光透過アンテナ VT-M1772-002
従来の透明アンテナより、さらにワイドな周波数に対応しています。
また従来の透明アンテナは、一般的なアンテナと比較し、挿入可能電力などの性能が劣る面がありましたが、同社新製品では一般的なアンテナと同等かそれ以上で使用することが可能です。
そのため美観や景観を損なうことなく目立たない設置が出来るだけではなく、様々な通信方式(LTE、5G(sub-6)、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、LPWA(920MHz帯)等)をアンテナシェアとして利用することが可能です。
(1)広帯域性
従来の透明アンテナが対応していた超広帯域性、5G(sub-6)、LTE(700MHz-3.5GHz)、Wi-Fi(2.4G/5GHz)、Bluetooth、GPSの周波数帯に加えて、600MHz帯(617MHz~VT-M0672-002のみ)と6GHz帯(6GHz~7.2GH)に対応し、1本のアンテナでさらに多くの通信システムをシェアリングして使用することができます。
(2)高耐電力性/低PIM性
透明アンテナで使用される透明導電膜は金属素材に比べて抵抗率が高く、一般的なアンテナのような高い電力を入力することは困難でした。
しかし今回低抵抗な導電膜フィルムの使用と同社独自の特許技術によって、従来の透明アンテナでは実現できなかった高い入力電力、低PIM(変調ひずみ)に対応することができるようになりました。
そのため透明アンテナでも一般的なアンテナと全く遜色ない性能を実現しています。
広帯域性と合わせて、複数のセルラー事業者のパワーを共用するなど、より多くのユーザーからの大電力をシェアしたパワフルなアンテナシェアリングが可能です。
(3)MIMO対応
従来の広帯域透明アンテナ(GN00072)は1ポート入出力のアンテナでしたが、VT-M0672-002は2ポート、VT-M1772-002は4ポートと、複数の入出力(2T2R/4T4R)に対応しており、1つのアンテナでMIMO(Multi Input Multi Output)方式に対応することが可能で、低コストで通信環境の高速化が可能です。
ユーザーメリット
異なる周波数帯別に複数設置していたアンテナを集約できます。
またセルラー回線も複数業者をシェアリングして使用することが可能です。
これにより、アンテナ数やアンテナ設置面積を削減し、トータルコストの低減が期待できます。
■アンテナ特性
■今後の予定
使用用途に応じて屋外対応・設置方法・指向性の変更が出来るよう、応用製品の開発を行います。
また、VT-M1772-002アンテナは、2024年1月24日(水)~26日(金)の会期で東京ビッグサイトにて開催される第8回スマート工場EXPOの東日本電信電話 株式会社ブース(展示ホール:西3ホール、小間番号:W65-40)にてローカル5G用アンテナとして、展示します。
VT-M0672-002(2T2R)、VT-M1772-002(4T4R)共に、2024年2月26日(月)~29日(木)の会期でスペインバルセロナにて開催されるMWC Barcelona 2024のJapan Pavilion(6E54 D-2)で展示します。
NIHON DENGYO KOSAKU Co., Ltd. Introduces "NINJA ANTENNA(TM)” Brand Antenna Series for Seamless Integration with the Environment and High-Speed Communication