へレンベルガー・ホーフでは、三毛猫を描いたラベルのドイツワイン「ミケリースリング」が販売数2万本を突破しました。
ワイン誕生の背景と日本動物愛護協会へ寄付する取り組みを応援する方からも支持を得ています。
2022年・2023年に猫の日需要で好調だったことを受け、限定5,000本を販売します。
へレンベルガー・ホーフ ドイツワイン「ミケリースリング」
猫は癒し系として多くの人の心をひきつけ愛されています。
特にコロナ禍以降ペットを飼うことで生活に癒しや安らぎを求める人が増えました。
なかでもコロナ禍を機に猫を飼う人は増加し、今や飼育数は犬の約1.3倍となりペット人気No.1となりました。
また2月22日は猫の鳴き声を語呂合わせした「猫の日」で、近年一大イベントとして関心が高まっています。
またGoogle日本法人によると、例年2月には「猫の日」関連のGoogle検索が急増していることからも関心の高さが伺えます。
企業では猫の日に合わせ、幅広い業界で猫をモチーフにした様々なグッズの販売が盛んです。
愛猫を飼育するための猫用アイテムから猫のキャラクターグッズにいたるまで、猫関連の経済効果は年間2兆円規模と試算される巨大市場に発展しました。
【ネコ好きがジャケ買いならぬラベル買い】
そんな中、ドイツ・オーストリアワインの専門輸入商社ヘレンベルガー・ホーフでは、白ワイン「ミケリースリング」を2021年から販売しており、販売数2万本を突破しました。
ミケリースリングはやや辛口のフルーティーなドイツワインで、ラベルのデザインには三毛猫のミケが描かれています。
ほっこりとした世界観のミケはネコ好きワイン好きの間で密かに人気となり、2022年・2023年の猫の日に向けた1、2月の卸先への納品数は他月と比べ約1.3倍となりました。
購入者の中には、ミケラベルの見た目の可愛らしさからジャケ買いしてインテリアとして飾ったり、ラベルを剥がしてコレクションしたりして楽しんでいるファンもいます。
裏ラベルのバーコードは猫を形取っており、ちょっとした遊び心がネコ好きの心をくすぐっています。
【ワイン誕生の背景に義理と人情の物語】
実はミケリースリングは外見がカワイイだけのワインではありません。
中身のワイン誕生にはコロナ禍にまつわる義理と人情のストーリーがあり、共感した方から支持されている特別なワインなのです。
2020年、コロナで世界中に暗雲が立ち込めました。
ホテル、レストラン、ワインショップが閉鎖されたことによりドイツのワイン業界も例外ではありませんでした。
同社の社員が研修に赴くなど先代から友好関係にあるモーゼル地方の栽培農家でも、収穫前のブドウが大量に行き場を失い途方に暮れていました。
その状況を知りどうにか力になりたいと「ワイン2万5,000本分のブドウの木を全て買い取ります」と思い切った行動に出ました。
一中小企業としてはかなり大きな決断で不安しかありませんでした。
しかしこれを機に日本ではまだポピュラーではないドイツワインを知ってもらうチャンスと捉えることに。
甘すぎず辛すぎず初心者でも飲みやすい味の白ワインに仕上げてもらい、ついに和食にもよく合うワインが完成したのです。
そしてワインの顔であるラベルはコロナ禍に人々の心を癒してきた猫をキャラクターにし「ミケリースリング」と名付けました。
購入者からは「ラベルの猫がカワイイので、猫の日に猫友にプレゼントして喜ばれました」「売上が動物愛護協会に1本につき22円(ニャンニャン)寄付される取り組みに賛同して購入しました」という声をいただいています。
《ミケリースリング商品概要》
◆商品名 : ミケリースリング (2020年ヴィンテージ)
◆内容量 : 750ml
◆味わい : 白、やや辛口
◆アルコール度数: 11.5%
◆品種 : リースリング
◆原産国/製造国 : ドイツ(モーゼル地方)
◆生産者 : ザンクト・ニコラウス
取扱店 オンラインショップ、ほか
◆価格 : 2,200円(税込)