JMDCは、今回PHRサービス「Pep Up」を通じ、Zeneが開発した遺伝子解析サービス「Zene360」を提供し、健康保険組合加入者等の行動変容促進に向けた協業を開始します。
JMDC/Zene協業開始
「Pep Up(ペップアップ)」は、JMDCが健康保険組合向けに開発・提供しているPHRサービスで、約540万人にユーザーIDを発行しています。
健康保険組合加入者であるユーザーが「健康状態の見える化により健康に対する行動変容を促す」ために、様々なコンテンツを通じて、ユーザーがより健康になるための行動を取りたくなるようなインセンティブ(動機づけ)を提供する、WEBサービスおよびスマートフォンアプリです。
※健康保険組合との契約と登録時に加入者個人からの同意に基づき運営しているPep Up上で、希望したユーザーに対してのみ提供します。
Zeneは、2020年に設立したヘルスケアスタートアップです。
遺伝子解析サービス「Zene360」の提供を通じ「個別化医療ヘルスケアの基盤となる社会インフラ構築」というミッションの実現を目指しています。
「Zene360」では、だ液からご自宅で簡単に生涯不変な健康リスク・体質などを高精度解析で分析することできます。
健康保険組合などと共に、遺伝子解析を通じて、被保険者や被扶養者の行動変容を促進してきました。
今回の協業により、JMDCはPep Upを通じユーザーへZene360の提供を行うことで、ユーザーの自律的な決定に配慮しつつ、その行動変容を促進し、健康増進・生活習慣改善に向けた取り組みを推進していきます。
また今後、Pep Up上で分析結果等の確認が可能となる開発を予定しており、より一層ユーザーのヘルスリテラシー向上を目指していきます。
さらに将来的には、JMDCが保有する医療データとZeneが強みとするゲノムデータ解析アルゴリズムとの連携を通じ、機微情報の公正妥当な取扱いと両立する持続可能なヘルスケアシステムの実現に資するデータ利活用の可能性を切り拓いていきます。