古川機工は、スーパーやコンビニ等のセントラルキッチンにおける(精肉・鮮魚・惣菜等)の盛り付けシーンで活用する「ドリップシート自動投入機能付トレイ供給装置」(以下 ドリップシート付トレイ供給装置)を2023年11月8日から始まるフードメッセinにいがた2023にて、特許出願後、初めて公に展示します。
古川機工「ドリップシート自動投入機能付トレイ供給装置」
ドリップシート自動投入付トレイ供給装置:開発の背景
古川機工は、これまで主に食品製造メーカー様向け省人化・自動化の食品製造装置等の開発を行ってきました。
2022年、お客様から生鮮食品を盛り付けるトレイにドリップシートを自動投入できる装置が欲しいとの依頼を受けたことから、今回、にいがた産業創造機構(以下 NICO)の2022年度イノベーション推進事業助成金を受け、「ドリップシート付トレイ供給装置」を開発しました。
「ドリップシート付トレイ供給装置」は、これまで手作業でしかできなかった食品用トレイにドリップシートを1枚ずつ投入する工程を自動化した装置になります。
最初にドリップシートとトレイを所定の場所にセットし、必要な数をモニター画面へ打ち込みスタートボタンを押すだけで、好みの数量のドリップシート入りトレイが排出されます。
そのまま、盛り付け用のコンベアに設置するもよし、他のオプション追加により、ドリップシート入りトレイの段積み作業の自動化が可能になるなど、お客様に合わせた仕様の装置が実現します。
今まで手作業で、盛り付け台やコンベア上へ1枚ずつトレイを並べ、その中に1枚ずつドリップシートを入れながら盛り付けたり、空き時間にドリップシート入りトレイを数百枚~数千枚程、“作り置きしては盛り付ける”の作業を繰り返してきた方々の作業時間をこの装置を使うことで少しでも減らし、その浮いた時間は、人間でしかできないクオリティの高い仕事(例えば、商品チェックなど)をする時間に充てられます。
近年食品工場では、パートさんの高齢化が進み、ある人は運転免許返納で工場への通勤手段が無くなりやむなく退職したり、子供と同居で引っ越すため退職したり、そもそも高齢で体がきついなど様々な理由で退職される方が増えています。
一方、新たに募集をかけたとしても補充の従業員やパートさんがなかなか見つからないのが実情です。
私ども古川機工は、食品工場の方々のこのような切実な悩みに日々寄り添い、自動化・省人化で少しでも役に立ちたいという思いから、今回、この装置開発をするに至りました。
特長
1. 当社独自の「ドリップシート供給技術」(特許出願中)搭載
2. 自動化によりドリップシート投入作業の自動化・省人化が実現
トレイ供給装置+ドリップシート供給装置+当社独自スイットル技術 等
オプションの組み合わせが可能
3. オプション装備により全自動で、トレイの定数管理等が可能
4. 人手で触れないため、衛生的。HACCP対策にも最適
【メインユニット】
*ドリップシート供給装置
*トレイ供給装置
【オプションユニット】
*追加投入用ストックコンベア
*トレイ段積機構
*トレイ払出機構
*払出トレイストッカー
【用途事例】
*精肉:鶏肉、レバー、ひき肉、スライス肉、ブロック肉 等
*鮮魚:刺身柵、刺身、たこぶつ、尾頭付、あら部分、イクラ、たらこ 等
*惣菜:唐揚げ、とんかつ、天ぷら、煮物、煮魚、焼き魚 等
【名称】ドリップシート自動投入機能付トレイ供給装置(展示品)
予約開始日: 2023年11月8日~
販売料金 : 600~700万円(税別)
仕様 : トレイ供給装置+ドリップシート供給装置+
追加投入用ストックコンベア+トレイ段積機構
+トレイ払出機構+払出トレイストッカー(全オプション搭載)
*お客様のニーズに合わせオリジナルの設計・製作を承ります。
装置サイズ: 1,900(+400)x500(+800)x1,750 mm *()はオプション追加時
販売代理店: 募集予定。代理店立候補者の方、詳細はお問合せ下さい。
URL : http://www.furukawakikou.co.jp/
会社概要
商号 : 古川機工株式会社
代表者 : 代表取締役社長 古川 琢也
所在地 : 〒940-1138 新潟県長岡市滝谷町1917-7
設立 : 1989年4月
事業内容: 主に食品製造メーカー様向け省人化・自動化装置の開発・設計・
製作・販売・メンテナンス等
資本金 : 2,000万円
URL : http://www.furukawakikou.co.jp/