2023年度グッドデザインを受賞!就労継続支援A型事業所「インクルささぐり」

投稿日:2023年10月31日 更新日:

コプラスと、T-challengeの共同事業としてプロジェクトを始動した、障がい者向けサテライトオフィス併設の就労継続支援A型事業所「インクルささぐり」が、2023年度グッドデザインを受賞しました。

 

就労継続支援A型事業所「インクルささぐり」

 

2023年度グッドデザイン受賞

 

受賞内容

障がい者向けサテライトオフィスを併設した就労継続支援A型事業所のしくみ・取組みの内容

 

 

プロジェクトのきっかけ・株式会社コプラスの役割

コロナ禍にSDGs達成に課題を抱える某企業からの相談を受け、都心の企業と地方の障がい者を繋げる「障がい者向けサテライトオフィス」という新たな分野でのプロジェクトをスタートさせました。

オフィスの所在地である福岡県糟屋郡篠栗町では、株式会社コプラスは以前より、廃業した旅館をファスティング旅館として再生したり、観光協会の事務局業務を受託したり、観光交流拠点のカフェを計画したりと地域のまちづくりに関わっていました。

今回のインクルささぐりは、町の遊休施設の活用・地域の障がい者の働く場を創出・都心企業の社員研修誘致による関係人口の増加など、新たな形で地域振興に寄与する事業です。

 

 

インクルささぐりとは?

篠栗町の町有施設である総合福祉センター「オアシス篠栗」内にある既存のオフィススペースを改修し、都心と地域を結ぶ「障がい者向けサテライトオフィス」を併設した就労継続支援A型事業所を計画しました。

就労定着から一般就労までワンストップかつ継続的な支援を実現する新しい障がい者雇用のしくみと、障がい者の特性に配慮した個室ブースや篠栗町の森をイメージした癒しのオフィスデザインで障がい者の社会復帰・進出を支援します。

 

 

審査員のコメント

就労継続支援A型事業所と一般就労のサテライトオフィスが同じ施設内にあり、かつ自由に行き来できるという環境は全国的にもあまり見ないものであり、それを実現した体制構築と仕組みのデザインを評価した。

また、就労に特化しながらも、同じような環境にある障害者が出会い、交流できる場所としても機能するような余暇活動やデザインへの配慮があり、地域の障害者にとって就労を超えた拠り所となっていくことを期待する。

 

事業のスキーム・空間構成

 

デザインのポイント

1 障がい者の働き方支援:

サテライトオフィスの利用により、同じ勤務環境で無理なくA型から一般就労に移行

 

2 企業の障がい者雇用促進:

首都圏の企業と地域の障がい者のつながりを生み出す場となるサテライトオフィス

 

3 オフィスデザイン:

今までの事業所とは一線を画す明るくインクルーシブなオフィス・篠栗町の地域資源の森をイメージ

 

緑豊かなオフィスデザイン

 

物件概要

就労継続支援A型に係る指定障がい福祉サービス

※篠栗町による「オアシス篠栗内オフィススペース活用事業」公募採択事業

 

名称 : インクルささぐり

所在地: 福岡県糟屋郡篠栗町中央1-9-2 オアシス篠栗内

交通 : JR福北ゆたか線利用:博多駅から20分 篠栗駅下車 徒歩5分

九州自動車道福岡ICより車で10分

事業者: 株式会社T-challenge

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事業関係者

事業主体・運営:株式会社T-challenge

企画・設計  :株式会社コプラス

デザイン   :株式会社コプラス一級建築士事務所・有限会社立開工務店・

株式会社ユニバーサル園芸社

 

 

会社概要

株式会社コプラスは、【「想い」をカタチに】を経営理念として、コミュニティ=人と人との『つながり』をキーファクターとし、差別性の高い住まい・空間・まちづくりを提案する不動産コンサルティング会社です。

 

コーポラティブハウス事業から始まった株式会社コプラスは、多数関係者を束ねる調整力と、自然なつながりを創出する特性を生かし、コミュニティ賃貸・コレクティブハウス・宿泊施設・観光事業・まちづくりまで事業を広げています。

社会の変化に柔軟に対応しながら、地域資源を活かしまちの「想い」をカタチにする事業に今後も取り組むとのことです。

 

名称 : 株式会社コプラス

所在地: 東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル5F

設立 : 2002年2月6日

資本金: 6,011万円

代表者: 代表取締役 青木 直之

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