竹材や竹製品の卸販売、小売を行う竹市場では、日本の伝統行事の地鎮祭に特化した天然笹竹の売上が好調です。
2019年の発売開始から累計売上本数は約3,000本となりました。
調達の場を探し求めて困っていた企業や個人が手軽にネット購入できることから、4年間で14倍の売上本数と激増しています。
竹市場「地鎮祭用笹竹」
【地鎮祭用の天然笹竹(四方竹)わら縄付き 商品概要】
規格:国産笹竹1本 直径2~2.5cm×長さ250~270cm
わら縄1把 直径4~4.5mm×長さ50m弱
価格:《笹竹4本組 わら縄付き》10,230円(税込)
《笹竹5本組 わら縄付き》11,880円(税込)
※他にも販売パターンあり、送料別
納期:注文後約2週間
【水合わせの儀の竹(2本1組) 商品概要】
規格:直径6cm(6~7cm)×高さ35cm(一番高い部分)、装飾なし
価格:2本1組 3,300円(税込)、送料別
納期:注文後約1週間
日本の伝統行事に欠かせない竹がピンチ
地鎮祭や七夕、結婚式の水合わせの儀など日本の伝統行事で欠かせない竹。
国内の竹業界が衰退していることでこの竹が手に入らない事態が勃発しています。
竹は昔から日本人の暮らしや文化を支え、神様を招く神聖な植物として深く関わってきました。
ところが最近では竹を使う機会が少なくなり需要が激減しています。
背景として1960年代以降、竹製品がプラスチック製へ代わったことが挙げられます。
また、かつて大量に使われていた住宅用土壁の下地建材としての消費量が激減したことも一因です。
さらには、竹は増え続けて余っているのに竹を切る切子の高齢化や後継者不足で伐採が追いつかない現状があります。
その結果、国産竹の供給が減り、海外からの輸入に頼らざるを得ない矛盾が生じています。
こうして日本の竹が使われなくなり竹を扱う専門店は一気に姿を消し、身近なところで購入できなくなりました。
今が収穫の時期、地鎮祭の笹竹も鮮度が命!
そんな中、竹材の専門商社でオンライン販売を行う竹市場では、竹の調達に困った人たちからの購入が急増しています。
特に地鎮祭用の笹竹は入手が困難です。
笹竹は多くの場合、工務店が準備しますが購入場所がないため若い社員達が竹林に出向いて調達するケースもあります。
所有者に許可を取り、いざ切ろうとしても鬱蒼とした竹藪に入って切るのは大変な作業です。
工務店としては調達にかかる時間と手間とコストを削減することが課題でした。
また、ところによっては施主個人で笹竹を準備しなければならないこともあります。
一生に一度の神聖な行事に使う笹竹はプラスチック製ではない良質な本物を求める声も多く上がっていました。
このようなさまよえる声が同社に数多く寄せられたため、2019年から地鎮祭専用の天然笹竹をネット販売することに。
すると全国各地から注文が入り、今では発売当初と比べ14倍の売上本数となりました。
実は竹は含まれる水分が少なくなる秋から冬にかけてが切り旬です。
まさに新築工事の着工が増えるこの時期、鮮度の良い笹竹で神事が執り行われるよう使用日の直前に到着する段取りで切って届けています。
竹と人を繋げて脱竹離れ
地鎮祭の笹竹を購入した方からは「生き生きとした立派な笹竹が届き大変満足しました。
ホームセンターでも売っていないので困っていましたが、ネットで購入でき助かりました」、
結婚式の水合わせの儀用の青竹を購入した夫婦からは
「神聖な儀式で使うので本物の青竹を探していました。
式の日に合わせて青々とした竹が届き、きれいな色で写真も映えました」
という声が届いています。
代表の声
「竹離れが進み竹業界は衰退していますが、一方で竹を欲しがっている人や企業が多いのも事実です。
日本人として大切にしたい伝統行事に必要な竹も、必要な方に必要な時に買いやすい形にして届けています。
そのために1本からでも提供する唯一無二の場であり、竹と人を繋いでいきたい。
皆さんに竹をどんどん使ってもらい、再び竹業界を盛り上げていきたいです」
竹材専科 公式オンラインショップ https://www.takezaisenka.jp/
会社概要
会社名 : 株式会社竹市場(たけいちば)
代表 : 代表取締役 岩本 俊幸
本社事業所: 〒452-0807 愛知県名古屋市西区歌里町227番地
事業内容 : 竹材、竹製品の卸販売、小売
公式HP : https://www.take-ichiba.jp/