「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの「綜合キャリアトラスト」
「綜合キャリアトラスト」は都立高等学校に在籍する発達障害等のある生徒を対象とした就労支援モデル事業に係る連携事業者として2023年9月13日に選定されました。
綜合キャリアトラスト「発達障害等のある都立高校生に対する就労支援モデル事業」
発達障害等のある都立高校生に対する就労支援モデル事業は、連携事業者が有する発達障害等のある方に対する就労等支援の経験やノウハウ等を生かして、発達障害等のある都立高等学校の生徒に対し、就労生活で生かせる自分の「強み」や、必要なソフトスキル(日常生活能力、対人関係やコミュニケーション能力等)についての課題を自覚させるとともに、在学中にその強化や改善に向けた指導と支援を行うことなどを通じて、将来の就労定着等、社会参加を実現していくための最適な支援方法や体制を検討することを目的としています。
綜合キャリアトラストは、独自に開発したビジネスマナー研修と、グループシナジーを有効活用する企業開拓に強みがあります。
プログラムを提供し、インターンシップを実施し、振り返りを行うだけではなく、本人が就労を視野に入れた生活が送れるよう希望をもっていただくことが目指すところです。
それにはまず、自身で困り事を認識してもらうことから始める方や、すでに困っていてそれに対して理解を得る方法や対策を考えることから始める方など、それぞれの状況に合わせてアセスメントを行い、私たちが理解していくことから始めていきます。
そしてインターンシップを通して、何かしらの気付きが得られるよう、本人との関係作りを大切にしていきたいと考えています。
また発達障害等のある方への支援はスポット的なことに併せ、継続的にかかわっていき、周囲から理解を得ることが必要となります。
今回参加される生徒について、どのような支援が必要なのか在籍校の先生と状況を共有させていただき、本人が安心して高校生活を送り、進路を進める一助になれるようなプログラムにしていきます。
実施予定内容
(1)事前学習の実施
自己認識、自己理解・自分の感情のマネジメント、自分の意見を相手に伝える、相手の気持ちを配慮する、社会のルールを学ぶ、礼儀やマナーの学習、グループ活動や集団の中での過ごし方、インターンシップを行う上で必要な技術及びスキルなど。
(2)インターンシップの実施
インターンシップ先については、各生徒が希望する分野の事業を取り扱う企業となるよう努めます。
(3)事後学習の実施
インターンシップ後、生徒に対し、それまでの学習状況、インターンシップでの評価等を踏まえて、不足するスキル等の支援を行います。
(4)学校へのフィードバックの実施
生徒の在籍校を訪問し、在籍校の管理職、学級担任、特別支援教育コーディネーター等の教職員と意見交換を行い、指導・支援の成果や課題について共有するとともに、在籍校等での支援について助言します。
また、生徒が高校卒業直後の就労を希望した場合には、在籍校と連携し、生徒の特性に応じた就労先企業の開拓のほか、就労支援・職場定着支援を実施します。
初年度は最大2校20名の生徒を受け入れます。